昨日になって、Haaretz 紙の記者である Amira Hass(アミラ・ハス:עמירה הס)氏が一時イスラエル当局に拘束されてたとか。
理由は、イスラエル政府が「敵対的地域」とみなして立ち入りを禁止している Gaza 地区に入ったから、という珍妙なものらしいが・・・。
・Haaretz reporter Amira Hass arrested upon leaving Gaza (2009年5月13日 Haaretz.com)
つーか、Amira Hass 氏って誰よ?
って人は、俺が説明するのもアレなんで、著書『パレスチナから報告します(くぼた のぞみ訳)』の日本語訳あとがきに掲載されてるインタビューを読んで頂戴・・・(手抜き)。
・アミラ・ハスへのインタビュー (『パレスチナから報告します』(アミラ・ハス著/筑摩書房)あとがき)(2005年2月? 土井敏郎WEBコラム)
簡単に書くと、Amira さんは長年パレスチナ(特に西岸地区と Gaza 地区)の状況に関して現地取材を通じて(仕込み)伝え続けている。
そんな Amira さんの記事では、イスラエル政府への批判だけでなく時にパレスチナの当局に対する批判も行っている。
ただ、ごく一部のアフォな人達はイスラエル国内にいながらイスラエル政府の姿勢を批判する Amira さんを「自己嫌悪的ユダヤ人」とみなしてるが・・・。
↓はその一例。
・SELF-HATING JEWS Page Two(masada2000.org)
なお、↑のサイト内にある「自己嫌悪的ユダヤ / イスラエルを脅かす」危険人物リストには、あの Thomas Friedman 氏や Daniel Barenboim 氏も掲載されている。
さながら『国民が知らない反日の実態』の先輩格だな(謎笑)。
・・・話を戻す。
で、Amira さんは、Free Gaza の人達がイスラエルの Gaza 地区封鎖に抗議するために出した船で去年の11月に Gaza 地区に入っていた。
この件については↓参照。
・違う視点から伝えろ(2008年11月9日 flagburner's blog(仮))
で、去年の12月~今年1月のイスラエルによる Gaza 地区に対する(中略)テロ行為後も(というかだからこそ)、Amira さんは Gaza 地区で暮らしながら色々取材をしていたっぺぇ。
ただ、Gaza 地区に入る前にイスラエル政府から立ち入る許可(この基準もどうなのよ)をもらわなかったらしいが・・・。
そして昨日になって、イスラエルと Gaza 地区の間にある Erez 検問所からイスラエルに入ろうとした際、イスラエル軍に拘束されたという。
その後、Amira さんは保護観察つき(多分)で釈放されたのだが・・・。
以下、Haaretz.com の記事から、イスラエルの報道評議会(Israel Press Council)議長こと Dalia Dorner 氏のコメント部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
Israel Press Council chairwoman Dalia Dorner, a former Supreme Court justice, commented then that even journalists are subject to the law and the council cannot defend a reporter who breaks the law.
Instead, she said, local journalists ought to petition the High Court of Justice against the army's order.
(以下略)
---- 引用以上 ----
イスラエル政府が(ジャーナリスト含め)ほとんどの人達の Gaza 地区立ち入りを禁止してること自体問題だと思うが。
それに、イスラエル政府から Gaza 地区への立ち入り許可をもらうといっても、並大抵の努力じゃ立ち入り許可をもらえないかもしれないし(特にイスラエル国内のジャーナリストの場合)。
なんて事を踏まえると、Dorner 氏の発言は少しずれてるような気がしてならない・・・。
それにしても。
今回の Amira さんのように、Gaza 地区の状況について何ヶ月も取材をするだけの気概を持ったジャーナリストの方々は世界にどれくらいいるのだろうか?
理由は、イスラエル政府が「敵対的地域」とみなして立ち入りを禁止している Gaza 地区に入ったから、という珍妙なものらしいが・・・。
・Haaretz reporter Amira Hass arrested upon leaving Gaza (2009年5月13日 Haaretz.com)
つーか、Amira Hass 氏って誰よ?
って人は、俺が説明するのもアレなんで、著書『パレスチナから報告します(くぼた のぞみ訳)』の日本語訳あとがきに掲載されてるインタビューを読んで頂戴・・・(手抜き)。
・アミラ・ハスへのインタビュー (『パレスチナから報告します』(アミラ・ハス著/筑摩書房)あとがき)(2005年2月? 土井敏郎WEBコラム)
簡単に書くと、Amira さんは長年パレスチナ(特に西岸地区と Gaza 地区)の状況に関して現地取材を通じて(仕込み)伝え続けている。
そんな Amira さんの記事では、イスラエル政府への批判だけでなく時にパレスチナの当局に対する批判も行っている。
ただ、ごく一部のアフォな人達はイスラエル国内にいながらイスラエル政府の姿勢を批判する Amira さんを「自己嫌悪的ユダヤ人」とみなしてるが・・・。
↓はその一例。
・SELF-HATING JEWS Page Two(masada2000.org)
なお、↑のサイト内にある「自己嫌悪的ユダヤ / イスラエルを脅かす」危険人物リストには、あの Thomas Friedman 氏や Daniel Barenboim 氏も掲載されている。
さながら『国民が知らない反日の実態』の先輩格だな(謎笑)。
・・・話を戻す。
で、Amira さんは、Free Gaza の人達がイスラエルの Gaza 地区封鎖に抗議するために出した船で去年の11月に Gaza 地区に入っていた。
この件については↓参照。
・違う視点から伝えろ(2008年11月9日 flagburner's blog(仮))
で、去年の12月~今年1月のイスラエルによる Gaza 地区に対する(中略)テロ行為後も(というかだからこそ)、Amira さんは Gaza 地区で暮らしながら色々取材をしていたっぺぇ。
ただ、Gaza 地区に入る前にイスラエル政府から立ち入る許可(この基準もどうなのよ)をもらわなかったらしいが・・・。
そして昨日になって、イスラエルと Gaza 地区の間にある Erez 検問所からイスラエルに入ろうとした際、イスラエル軍に拘束されたという。
その後、Amira さんは保護観察つき(多分)で釈放されたのだが・・・。
以下、Haaretz.com の記事から、イスラエルの報道評議会(Israel Press Council)議長こと Dalia Dorner 氏のコメント部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
Israel Press Council chairwoman Dalia Dorner, a former Supreme Court justice, commented then that even journalists are subject to the law and the council cannot defend a reporter who breaks the law.
Instead, she said, local journalists ought to petition the High Court of Justice against the army's order.
(以下略)
---- 引用以上 ----
イスラエル政府が(ジャーナリスト含め)ほとんどの人達の Gaza 地区立ち入りを禁止してること自体問題だと思うが。
それに、イスラエル政府から Gaza 地区への立ち入り許可をもらうといっても、並大抵の努力じゃ立ち入り許可をもらえないかもしれないし(特にイスラエル国内のジャーナリストの場合)。
なんて事を踏まえると、Dorner 氏の発言は少しずれてるような気がしてならない・・・。
それにしても。
今回の Amira さんのように、Gaza 地区の状況について何ヶ月も取材をするだけの気概を持ったジャーナリストの方々は世界にどれくらいいるのだろうか?
もしよろしければご参加ください。
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ぜひ御一読ください。