兵糧攻め

パレスチナのガザ地区では、新たに貧困層が増加しているようだ。
もっとも、実態は日本で言うところの「下流社会」なんてレベルじゃないようだが・・・。
・International aid agency: 80 percent of Gazans now rely on food aid（Haaretz.com ２００７年３月５日）

ガザ地区では、収入が貧困線（最低限の生活ができるかどうかの収入）を割り込んだ層が８割に達しているらしい。
しかも、食糧不足は（面積約360平方キロメートルの）ガザ地区のほとんどで深刻になっているという・・・。
モノを作っても、地区内で売るしかない（ガザ地区の外に行きづらいから）ので対した稼ぎにならないし。

生き地獄だわな・・・。


それと、もう１つ気になる話。

資金援助はしているものの、その資金を（パレスチナの）政府高官が勝手に使っている、というのが今回扱ったコメント欄で割と見かけた意見。
この意見が本当だとしたら、（パレスチナの）政府高官を交渉相手とみなしている連中にも問題だわな。

参考：・How to Live with Hunger（Ran HaCohen, The Electronic Intifada, 27 February 2007）