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化石賞争いに力を入れる日本

2008-12-11 19:54:47 | おかしな人たち
ポーランドはポズナニで行われている COP14。
ここで日本は、会議の模様をチェックしてる(?)NGO が勝手に表彰してる「化石賞」で連日入賞しているそうな。
・Session Ranking(COP14)(fossil-of-the-day.org)

この化石賞ってのは、COP14 でアレな発言や提案をした国に対して送りつけられるモノ。
正直不名誉な賞だったりする・・・。

とにかく、以下に現時点での COP14 における化石賞受賞結果について fossil-of-the-day.org から引用しておく。

---- 以下引用 ----

2008年12月2日分
第3位:米、豪、ニュージーランド、カナダ、アイスランド、ロシア、ウクライナ、ノルウェー、日本
第2位:フィリピン、サウジアラビア
第1位:EU

2008年12月3日分
第3位:クウェート
第2位:日本
第1位:日本

2008年12月4日分
第3位:カナダ
第2位:カナダ×2
第1位:カナダ、ロシア、日本

2008年12月5日分
第3位:ロシア
第2位:カナダ、オーストラリア、日本
第1位:イタリア


そして COP14 における化石賞総合ランキング(現時点)。
第15位:ノルウェー
第14位:クウェート
第13位:アイスランド
第12位:ニュージーランド
第11位:米
第10位:ウクライナ
第9位:フィリピン
第8位:サウジアラビア
第7位:イタリア
第6位:EU
第5位:ポーランド
第4位:オーストラリア
第3位:ロシア
第2位:カナダ

第1位:日本

---- 引用以上 ----

うはは。
12月3日なんて、日本が化石賞で見事(?)ワンツーフィニッシュを飾ってるんだもんな~。
いくら日本の環境技術を途上国における温暖化対策の支援に使う云々を打ち出しても、日本国内での取り組みがろくに進んでない状況に COP14 でのアレな発言を踏まえれば、COP14 の化石賞総合ランキング第1位を取るのは当然か。

なお、昨日の化石賞については↓
・化石賞 7日目(2008年12月11日 気候ネットワーク)

昨日は、カナダ・オーストラリア・日本が化石賞の第1位を〆た。
流石。


で、そんな日本の活躍もあって、COP14 の議論はろくに進まなかった。。
・COP14、中期目標の表現後退 作業部会決定案(2008年12月11日 asahi.com)

以下、asahi.com の記事から、この会議で出された決定案に関して述べてるところを引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
京都議定書の下での先進国の温室効果ガスのさらなる削減に関する作業部会の決定案は、先進国全体の中期目標について「温暖化の影響を最小化するのに必要な『20年に90年比25~40%削減』という国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告を認識する」とした。
25~40%の削減は多くの途上国が主張しており、当初「IPCCの情報に基づくべきだ」と表現を強めたが、日本などの反対で昨年のCOP13合意と同じ表現に戻った。

 日本が主張する「セクター別アプローチ」の表現も消え、削減可能性や有効性、削減効率などの分析を考慮すべきだとした。
中期目標については、来年3月の次回作業部会までに「できれば情報を提出する」とするにとどめた。
(以下略)
---- 引用以上 ----

散々議論して「できれば情報を提出する」って・・・。
ダメだこりゃ。


特に日本政府。


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