flagburner's blog(仮)
マイナーな話題を扱うことが多いかもしれません。
 




この所、日本では「日本sugeeeeeeeeeeeeeeeee」と喧伝する人を良く見かける。
こういう人達が増えた背景には、世界における日本の地位低下ってのがあるようだが・・・。

いずれにしろ、この手の「日本sugeeeeeeeeeeeeeeeee」はすっかり定番となった感は否めない。
去年12月に発売された『JAPAN CLASS それはオンリーインジャパン』(東邦出版、2014)は、そんな定番コンテンツの割と最新版・・・かもしれない。
・JAPAN CLASS それはオンリーインジャパン(2014年12月12日 toho-pub.net)

タイトルの時点で目まいを覚えたのは俺だけ?
とりあえず、2014年12月12日分 toho-pub.net『JAPAN CLASS~』から記事のタイトルを紹介してる部分を(略)

---- 以下引用 ----
我々が日本で暮らすことの価値を、外国人のコメントで認識していく本。文化を中心に政治、社会、経済など、幅広い分野を題材に気づいていきます。

⦿ 大特集1【海外で日本語が大人気】
国歌・君が代と『アナ雪』の“レリゴー”に世界中から大絶賛!

⦿ 大特集2【TOKYOは世界一の観光都市】
世界の観光客が東京に魅了される理由

⦿ 特集3 日本のラーメンが全世界を制覇!

⦿ 特集4「この日本人は世界一カッコいい!」建築家・坂 茂

⦿ 特集5 インドの日本熱がスゴい!
---- 引用以上 ----

↓『JAPAN CLASS~』の表紙画像の画面メモ。

JAPAN CLASSの表紙画像の画面メモ

なんというナルシズムの煮こごり・・・(汗)。

正直な話、この表紙を長時間見ると人として何かこう大事なモノが失われるという恐怖に支配された。
この雑誌を出すことにした人達は、一体何を考えてるのか俺にはさっぱりわからない。
本当にただただ恐ろしい。


幸か不幸か、そんな恐ろしい雑誌に記事を提供した奥田 健次(Kenji OKUDA)氏(肩書は行動分析学者、国際的セラピスト(!)など)が記事制作の裏話を自身のblogで公開していた。
・雑誌『JAPAN CLASS』に掲載されています!(2014年12月6日 diamondblog.jp)

奥田氏曰く、編集部から依頼されたテーマは「なぜ、松 たか子が歌ったレリゴー(Let it go:日本語タイトル『Let it go~ありのままで』)は、世界から評価されているのか?」というものだとか。
これに関して、奥田氏は自身が以前書いたblog記事を下書きにしつつ雑誌に掲載する記事を構成したと述べていた。
また、奥田氏は、雑誌のゲラ(下刷り)を読んだ感想についても触れていたのだが・・・。
以下、2014年12月6日分 diamondblog.jp『雑誌『JAPAN CLASS』に~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
ブログのほうでは、本当にさらりと書きましたが。やはり本となると、文献も調べます。

それで心当たりのある『言語行動』の論文や、日本語の構造の本なども読みました。
時間のない中、海外の文献や資料も探して参考にしました。

「どうせ専門外なんやし、楽しく、面白おかしく、書いてやろう」と思っていましたが、仕上がってみたら何と発達障害に関する考察も自然に触れることができたのです。

それで書き終えてから読み返してみたら、まあ久しぶりに自分の書いた文章に「200点」くらい付けても良い、ちょっと手前味噌なのですが驚くほどに納得しました。

よく映画のパンフレットとかに、映画評論家とかばかりがコメントを寄せているんじゃなくて、「料理研究家」「プロスポーツ選手」「教育学者」みたいに別の分野の方のコメントを載せているじゃないですか。それぞれ味のある。

で、出来上がってみたものはそういう味のある記事になって1冊の本に所収されたのです。

ゲラでチェックしましたが、他にも日本国歌『君が代』が世界から美しいと評価されていることについてとか(他の国の国歌の内容も紹介されていて笑えます)、とても興味深く全部読むことができます。

この書籍は、もしかしたら無くなったら増刷されないかもしれません。

ですので、お早めに手に入れておいたほうが良いかと思います。

来週の月曜日くらいに書店に並ぶようですが、扱いのない書店もあるのでネットで注文しておいたほうが確実でしょう。
(以下略)
---- 引用以上 ----

なんという自画自賛・・・。

つか、なんで『Let it go~』で発達障害のネタが入ったのやら。
単に発達障害って言いたいだけかと(略)

というか、『君が代』が美しいってどういう意味?
仮に美しい部分があるならば、使われてる音階が西洋音階じゃないという部分なんだろうけど・・・。


それにしても。

例の雑誌で、なんで坂 茂(Shigeru BANN)氏をネタにされたのやら・・・。


(2016年10月5日追記)
この『JAPAN CLASS~』は、10万部を超える発行部数になったとか。
・<忘却の気配 戦後70年>(1) 自画自賛(2015年6月4日 NEOCLASSICのブログ;元ネタは中日新聞の記事)

これがウケた理由に関し、東邦出版社長こと保川 敏克氏は意味深なコメントを・・・。
以下、『<忘却の気配 戦後70年>~』(2015年6月4日掲載分中日新聞の記事)からその部分を(略)

---- 以下引用 ----
(中略)
名古屋・栄の書店でパラパラと眺めていた元会社員の男性(76)は「中国や韓国が日本をぼろくそに言うから、その裏返しでは。日本人はもっと自信を持っていい」とうなずく。
昨年末に出版されたムック本『JAPAN CLASS それはオンリーインジャパン』は十万部を超え、今年五月に二巻目も出版されるほどの好調さだ。

 外国人がネットに書きこんだ日本文化などへの褒め言葉を再編集した内容。
版元の東邦出版社長、保川 敏克(50)は「嫌韓本や右翼的な本ではなく、日本礼賛を外国人の発言で読ませたのが受けた」と分析する。
(以下略)
---- 引用以上 ----

外圧頼みの日本(棒)

そして、『JAPAN CLASS~』は現時点で7冊も発売されてしまった。
↓過去6冊の表紙の画面メモ。

過去6冊分

↓今年8月に発売された『JAPAN CLASS どうせニッポンのことだから』の表紙のg



もう嫌だこの日本(涙)


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (たこぶえ)
2015-01-14 21:33:31
お久しぶりです/新年明けましておめでとうございます(今更)
昨年末にLGのスマートテレビを買いまして、こりゃ楽しいわと満足しています。
ttps://www.youtube.com/watch?v=_MixY8STn0I
(折角のマジックリモコンに関わる不具合がありましたが、年始早々のアップデートで直りました)

この本の存在は、ツイッターで偶然知ったのですけど
ttps://twitter.com/hayakawa2600/status/554946672661262336

その新聞広告に「パナソニックの鼻毛カッターがえらい人気」とありまして
「ああ、早くも残飯を鍋にぶち込んでぐるぐるかき混ぜている段階に至ったか」という感想しか出てきませんでした。
(それはそれで美味しかったりもしますが、この本は闇鍋の類かと思います。シュークリームが入っていたりとか)

>この書籍は、もしかしたら無くなったら増刷されないかもしれません。

>ですので、お早めに手に入れておいたほうが良いかと思います。

これは、個人的にはとても正直な感想かと思いますw
アイルトン・セナ時代のF1とか若貴フィーバーの頃の相撲とか「磯野家の謎」とかTV版エヴァンゲリオンとかの、ブームに便乗したやっつけ仕事な書籍のほとんどが
「出た瞬間にゴミと化す」状態で、顧みられることなどありませんでしたから…

この本も表紙からして、所謂「日本が好きなだけの普通の人」の琴線がわかっていない/そもそもターゲットとしていないと思われ、特に強くそういう臭いが漂ってきています。
(どうみても日本人が損をしている、馬鹿を見ているようにしかとれないので)
ただ、視点を変えてみればこういう「日本sugeeeee」がネットの事情に疎い高齢層にまで浸透してきている、となるのは間違いないのでしょうね…
 
 
 
たこぶえ さんへ (flagburner)
2015-01-14 21:54:18
コメント&情報ありがとうございます。


>この本の存在は、ツイッターで偶然知ったのですけど~
>~この本は闇鍋の類かと思います。
確かに(汗)。
正直なところ、この雑誌の企画はこの手の「日本sugeeeee」本の中でも苦し紛れのネタという感が否めませんね。
もう少しマシな企画は編集部から出なかったのか疑問ですね。

>~視点を変えてみればこういう「日本sugeeeee」がネットの事情に疎い高齢層にまで浸透してきている、となるのは間違いないのでしょうね…
その通りだと思います。
連日連夜(?)雑誌や新聞・TVなどで「日本sugeeeee」が連呼されている状況を踏まえると、もはやネットの影響力云々というレベルの話じゃないですから・・・。
それと、高齢層の人達がそういうコンテンツにハマるのは、「Japan as No.1」幻想に再び浸りたいという願望があるのかもしれません。
現在の日本が置かれてる状況を無視してるという意味でも深刻な状況と言えます。

 
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