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京都で暮らすイルカやアシカなどの心中はイカに(?)

2011-12-04 20:35:39 | 時事ネタ(国内)
今回は小ネタ。

俺も知らなかったのだが、京都市に水族館を建設するなんて計画が進んでいたらしく、来年春にオープンの予定だとか。


なんでも、2008年7月に京都市と オリックスが水族館建設の計画をぶち上げたのが事の始まり。
・京都駅近くに水族館計画 内陸立地で国内最大(2008年7月16日 47news)

通常水族館といえば海沿いに建設するのが常識なのだが、一応内陸型の水族館も日本国内にあるといえばある。
ただし、展示内容に制約があるらしいが・・・。
しかし、この水族館、内陸型では国内最大級を目指すという野心的な計画だった模様。
以下、2008年7月16日分 47news『京都駅近くに水族館計画~』を全文(略

---- 以下引用 ----
京都市の門川大作市長は16日の記者会見で、オリックス不動産(東京)がJR京都駅近くの梅小路公園(京都市下京区)に「京都水族館19 件(仮称)」の建設を計画していることを明らかにした。
内陸立地では国内最大級という。

 開業予定は2011年度で初年度は200万人の来場者を見込む。
公園を所有する市に用地の賃借りを既に申し入れており、市の第三者委員会が年内に方針を決める。

 計画によると、オリックス不動産が神奈川県藤沢市で運営する「新江ノ島水族館」と同規模を想定。
地上3階建てで敷地約1万平方メートル、総水量約3000トン。
人工海水を使用して循環させる。

 門川市長は「京都市は海に面していないが恩恵は受けており、子供が水族館で体験するのは貴重だ」と話し、受け入れに前向きな姿勢を示した。
---- 引用以上 ----

人工海水、ね。
淡水魚以外の魚も展示するなら当然そうせざるを得ないだろうけど・・・。
海に面してないからって、無理に(人工海水を使った)水族館を建設することもないだろうに(←水族館のない群馬県に棲んでる奴の僻み)。

実際、この計画については、反対意見もそれなりに出てきた。
・「京都水族館(仮称)整備構想について」(2009年1月1日? いきもの多様性研究所)
・「京都水族館」反対7割/梅小路を舞台に「大規模開発か?」の推測も浮上(2009年4月30日 全京都建築労働組合)

その反対意見の1つには、「内陸の水族館なのに淡水生物の展示が少ない」なんてのがあり、オリックスは淡水魚の展示割合を増やすことにした。
もっとも、当初の2割から3割以上、というものだけど・・・。
・淡水魚ゾーン1.5倍に 梅小路公園の水族館、展示内容見直し(2011年5月27日 kyoto-np.co.jp)

参考までに、2011年5月27日分 kyoto-np.co.jp『淡水魚ゾーン~』から、後半部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
しかし、「海から遠く離れた内陸の京都市に必要な施設か」といった水族館建設に反対する意見のほか、「京都や淀川水系の水生生物に関する展示が少ない」との声が出ていた。
「教養・学習施設として京都の自然環境に配慮した展示にしてほしい」との市の要望も受け、同社は昨年9月に生物学研究者ら10人でつくる諮問委員会を設けて展示内容を再検討していた。

 今回固まった施設概要では、山の源流から川、海を経て再び里山へ戻る水の流れに合わせ、展示ゾーンを12に分けた。
入り口すぐの清流ゾーンでは長さ12メートルの水槽でオオサンショウウオなどを展示するほか、川のゾーンにも同16メートルの水槽を配置してヤマメやイワナなどを紹介する。

 観覧コース最後の屋外スペース約970平方メートルには田んぼや水路をつくり、ドジョウやカエルに触れられる京都の里山を再現する。

 従来計画では淡水魚関係のゾーンが館内の2割ほどだったが、変更後は3割以上となる。
同社は「京都の文化や自然風土を生かし、内陸部と海のつながりが学べる施設にしたい」としている。

 水族館は建物本体の工事がほぼ終わり、今後、内装や設備工事、魚種の選定などを進め来春にオープンする予定。
---- 引用以上 ----

内陸部と海とのつながり云々ってんなら、淡水魚と海の魚の展示割合を逆にした方がずっとマシだと思うのは俺だけか?
だが、この水族館では、色んな意味で俺の想像を超えるいきものが飼育・展示されることになるとか。
・「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」
の提言発表について
(2011年5月27日 orix-realestate.co.jp;.pdfファイル)

参考までに、2011年5月27日分 orix-realestate.co.jp『「教徒水族館(仮称)の~」』から、P.22・P.23・P.31 を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
海辺のかいじゅう(海獣)

昔むかし、日本海にもたくさんのかいじゅうが住んでいました。
海辺の岩場では、かいじゅうたちがごろごろ、丘でのんびり、好き好きにくつろいでいます。
目を転じれば、見事なアクロバットを披露する水中のかいじゅうも見られます。
手を伸ばせば触れられそうな近さに、いろいろな姿のかいじゅうを見ることができます。
かいじゅうのにおい、息遣い、そして毛並みまで、じっくり観察してください。

<出会えるいきものたち>
ミナミアメリカオットセイ、ゴマフアザラシ
(中略)

水の中を飛ぶ鳥たち

ここの主役は、水の中をすいすいと飛ぶように泳ぐ、白と黒のタキシードを着た鳥たちです。
元気に水に飛び込む者、いっしょうけんめい丘に上がろうとする者、よちよちと丘を歩く者。
起伏に富んだ陸では、子育てをする様子も見られます。
京都水族館では、ペンギンの生育環境に配慮するとともに、人工孵化、繁殖率の増加に努めます。

<出会えるいきものたち>
マゼランペンギン
(中略)

大洋の人気者
大きく広がる空間の中心に、水中をすごいスピードで泳ぎ、水面からジャンプする人気者がいます。
好奇心旺盛で、頭がよくて、人なつこいいきものといえば、そう、イルカです。
イルカのなみ外れた身体能力や自然な行動を発揮させる展示を計画していきます。
京都水族館ではイルカにストレスを与えないよう、最大限配慮していきます。

<出会えるいきものたち>
バンドウイルカ

POINT:
イルカが快適に生活できるよう、プールの上下に水流を設け水質の良化に努めたり、各プールの水路を広げて回遊性を向上させたりと、さまざまな工夫をこらしています。
また、イルカの生態を解明するべく、水中マイク等の機器を設置しています。
イルカの生態研究のほか、健康管理にも役立ててまいります。
(以下略)
---- 引用以上 ----

・・・・・・・・・・・・。

いっそのこと、海に面した水族館を建設した方がいいんじゃね?
そう言いたくなる展示内容だ。
まぁ、「内陸で海のいきものを見せたい」という一心でやってることなんだろうが・・・。
展示されるいきものにしてみたらいい迷惑だ。


にしても。
この水族館、誰のために建設されるのやら(溜息)


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