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「調査捕鯨」団の面子>乗組員の安否

2009-01-07 20:17:55 | 捕鯨騒動
数日前に、「調査捕鯨」団の一員(?)である第二共新丸の乗組員が船から南極海に落水した。
で、この乗組員の捜索を(救難信号も出して)各方面に頼んでいた。
そんな中、Sea Shepherd の船がこの捜索中に近づいてきたらしいが・・・。
・シーシェパード、第二共新丸行方不明者捜索を妨害(2009年1月7日 日本鯨類研究所)

何がなんだか良くわからないこの事故。
この件について「お笑い鯨人集団」こと ICR は、妙なコメントを述べていた。
以下、2009年1月7日分日本鯨類研究所のプレスリリースを全文引用しておく。

---- 以下引用 ----
第二期南極海鯨類捕獲調査船団が、行方不明になった目視調査船第二共新丸乗組員の白崎玄(しらさき・はじめ)操機手(30歳)の捜索を行っていたところ、日本時間1月6日午後8時00分頃、無灯火状態の船舶が突如出現し、捜索現場に接近しているのを発見した。
その船型を確認したところ、シーシェパード所属のスティーブ・アーウィン号であると判明した。

 スティーブ・アーウィン号は捜索中の船団に対し日本語で「行方不明者の捜索に来た」と呼びかけた。
これに対し、調査船団側は「つい先頃も調査船団に妨害を加えたシーシェパードからの捜索の援助、捜索の協力等は一切受け付けません。我々は我々独自で捜索を行います。」と返答した。
しかしながら、スティーブ・アーウィン号は「捜索が終わり次第、調査船団への妨害活動を行なう」と宣言した後、捜索活動中の目視調査船第二共新丸に0.2マイルにまで異常接近するなど、船団の捜索活動を妨害した。

「残念な事故が発生し、その捜索活動を行なっている最中であるにもかかわらず、スティーブ・アーウィン号が捜索に来たとしつつ終了後は妨害を加えることを明言した上で日本側の船舶の航行を妨害する行為をとったことに対し、強い憤りを感じる。シーシェパードは直ちにこうした行為を中止すべき。」と共同船舶株式会社山村和夫社長が述べた。

シーシェパード船は明らかに救難信号を利用して妨害活動にやって来た。このような行為は人道的に許されるべきではなく、関係各国はコンセンサスで採択されたIWCでの非難決議に沿って乗組員の安全を脅かす執拗な妨害活動には断固たる処置をとる必要があると考える。」と日本鯨類研究所森本稔理事長が述べた。
---- 引用以上 ----

少なくても、Sea Shepherd の船が近くに来たのは事実っぺぇ。
これは、Sea Shepherd が出していたプレスリリースでも認めているし・・・。
・Sea Shepherd Joins Search for Missing Japanese Whaler(2009年1月6日 Sea Shepherd)

ただ、当の Sea Shepherd の見解は少し異なっていた。
以下、Sea Shepherd のプレスリリースから中盤部分を引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
Captain Paul Watson informed the fleet that the Sea Shepherd crew had no intention of harassing the whaling vessels while they are engaged in a search for the missing crewman's body.
Captain Watson offered the Steve Irwin, two boat crews and a helicopter to assist in the search.

The Yushin Maru No 3 responded and declined Sea Shepherd's offer of assistance saying that they would not accept help from an "eco-terrorist organization."

Captain Watson answered that the Sea Shepherd crew would assist in the search nonetheless and would not interfere with the whalers while engaged in the search mission.

The Steve Irwin has deployed two boat crews and a helicopter to search the area for the body of the missing seaman.
(以下略)
---- 引用以上 ----

少なくても Sea Shepherd が、第二共新丸の乗組員の捜索中に妨害しないって言ってるのに、それを見事に断った「調査捕鯨」団の対応は何なの?
第二共新丸が出していた救難信号をSea Shepherd が受けていた状況で仮に捜索に行かなければ、Sea Shepherd 側に非があるのは当然だってのに・・・。

意地の悪い書き方をすれば(乗組員である白崎氏とその家族にも失礼な書き方になるが)、「調査捕鯨」団は自分達の面子の為に白崎氏を見捨てたようなもんだよ。
そんなにしてまで、Sea Shepherd に貸しを作りたくないんか?
全くわけわからん・・・。


結局、昨日になって、NZ 当局が捜索を打ち切ったけど・・・。
いい加減、このような事故を防ぐためにも、さっさと南極海から「調査捕鯨」団は引き上げろっての。


trackback 先記事:
・調査捕鯨船員転落事故続報&お便りご紹介(2009年1月7日 クジラ・クリッピング)


#これ書いてる最中、日本鯨類研究所の英語版プレスリリースを読もうとしたら、何故かアクセスができなかった・・・。


2009年1月8日追記:
この件について、日本鯨類研究所が Sea Shepherd が近づいてきた際の映像を公開したのだが・・・。
・ビデオ:シーシェパード、第二共新丸行方不明者捜索を妨害(2009.1.6 第2共新丸から撮影)(5.33MB)(2009年1月8日 日本鯨類研究所;.wmvファイル)

Steve Irvin 号は捜索に使えるほど明るいライトは装備してないっぺぇが・・・。
少なくても、「無灯火状態」という説明には無理があるぞ。


2009年1月13日追記:
この件について、Sea Seapherd に同行してる日本人乗組員(多分通訳担当)がコメントを書いていた。
・Blog from Operation Musashi by Japanese crew member(2009年1月8日 Sea Shepherd)

他のプレスリリースの日本語訳との違いが激しすぎて面食らったぞ(違)。

それと、この件について、日本鯨類研究所が Sea Shepherd の見解に反論していたのだが・・・。
・シーシェパードの捜索協力申し入れはみせかけであることが判明(2009年1月9日 日本鯨類研究所)
・Dutch vessel’s search offer disingenuous, official information reveals - Kyodo Senpaku Kaisha Ltd. Media Release (2009.1.9)(2009年1月10日 日本鯨類研究所;.pdfファイル)

頼むから、英語版のプレスリリースにも .htmlファイルを作ってくれ(涙)


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12 コメント

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Unknown (ネコ)
2009-01-08 02:09:23
英文の引用を拝見すると、要するに鯨研は、「捜索期間中は妨害しません」というSS側の見解を直訳せずに勝手に異訳して、「捜索が終わったら妨害する」というまったく正反対のニュアンスにしたうえでマスコミに流したわけですね。そこまでやるか・・
突然失礼します (taiji)
2009-01-08 02:24:51
記事を拝読し思ったことを述べさせていただきたくお願いいたします。

シーシェパードにも救援の意思はあったと想像します。事は人命に関することですから、おっしゃるように面子よりも、尽くせる手は尽くすべきだし、場合によってはシーシェパードの手も借りるべきだったとは思います。
ですから調査団側が消極的な態度に出ることを良しとするわけではないのですが、その対応を批判をするとしても以下の点は考慮すべきではないでしょうか。

シーシェパードは、ちょっと前まで「妨害活動」をしていたわけですよね。燃料補給のために一時船団からはなれて、そして。海の上で再び目的の船を探すのは少しは骨が折れる作業でしょう。救難信号をたどって再びやってきたのではないか、「捜索が終わり次第、調査船団への妨害活動を行なう」と宣言したのではないか、と、ヒステリックに反応するのは仕方ないのでは?

さらに、無灯火で近づいてきた点、また、事の良し悪しを置いて、断っているのに異常接近してきた点、などが事実で、また事前の話になりますが、海外ドキュメンタリー番組での(調査団側からの視点では)狂言にみられるシーシェパードの広報戦略などなど、これまでの経緯から、シーシェパードの「好意」を疑う素地を調査団側が持つことは、やはり仕方ないのではないでしょうか。

もちろん調査団側の発表そのものが、故意もしくは思い込みによる間違いの可能性もありますね。ただ、いずれにせよ太字にされているコメントを表明されるには尚早だったのではないでしょうか。

あと、「英語版プレスリリース」がみられない件ですが
yahooに件のニュースが掲載されたタイミングなんだろうと思うのですが、私も一時繋がらなかったのですが、先ほどは読めました。

私は捕鯨推進に、どちらかといえば、好意的な立場の者ですが、flagburnerさんとご同様に、立場とは関わらず、白崎氏のご無事と調査船団、シーシェパード双方の今後のご無事をお祈りしています。

以上、不快なお気持ちにさせましたら申し訳ございません。
どうもありがとうございました。
kknekoさんへ (flagburner)
2009-01-08 21:37:17
コメントありがとうございます。

>~まったく正反対のニュアンスにしたうえでマスコミに流したわけですね。
実際に無線でどのようなやり取りがあったのかについては、正直鯨研と Sea Shepherd の言い分から判断するしかないので苦しい所があるんですよね。
いずれにしろ、鯨研が事故をも Sea Shepherd 叩きに使った感は否めません・・・。
taijiさんへ (flagburner)
2009-01-08 21:38:10
コメントありがとうございます。

う~ん。
確かに、Sea Shepherd の過去の履歴を踏まえると、「単に抗議の為に来たんじゃないか?」って疑われる要素山積みなんですよね。
また、(鯨研の動画を見た限りでは)「調査捕鯨」団に強引に接近してるのは否めないんですよね。
その意味だと、taijiさんの指摘もごもっともと言えます。

Sea Shepherd と「調査捕鯨」団が近づく前に、もう少し無線でやり取りをしてれば話は違ったかもしれませんが・・・。
こちらこそ感謝します (taiji)
2009-01-09 04:08:16
flagburnerさん、レスポンスいただいて恐縮です。
鯨研が動画を掲載しましたね。
シーシェパード側にも映像があると予想します。
うやむやになってしまうような気もしますが
いずれ、この件についての判断材料が追加されることを望みます。
賛成派も反対派も、それぞれに正しい面、間違った面を持っていると思うので、一個づつを判断して、理解しあうことが出来ればよいのにと、これも願いです。
いずれにせよ。人命尊重と互いの無事故への願いは立場を超えて共有されるべきだと思っています。

おそらく捕鯨に関しては、flagburnerさんと私では異なる立場かと推察しますが、こうして「会話」が出来たことに感謝とよろこびを感じています。ありがとうございました。
Unknown (いるか)
2009-01-12 20:54:58
こんにちは。
シーシェパードと捕鯨船の無線交信のビデオ見つけました。
http://au.youtube.com/watch?v=Rd6PH2IPf5s

いるかさんへ (flagburner)
2009-01-12 22:39:38
コメントありがとうございます。

>シーシェパードと捕鯨船の無線交信のビデオ見つけました。
Sea Shepherd 側が公開したビデオですか・・・。
色々な意味で助かりました(ぇ

次は、鯨研がこのビデオに対してどういう対応をとるか楽しみになってきました(謎笑)。
Unknown (いるか)
2009-01-13 21:03:14
Flagburnerさん
鯨類研究所の対応楽しみですね。
サイトの規制がかからないといいのですが…
アニマルプラネットのWhalewarsは見れないみたいですし…
SSのWEBに日本人の乗務員の方のBLOGを見つけました。鯨類研究所の嘘が暴かれています。
http://www.seashepherd.org/japan/
いるかさんへ (flagburner)
2009-01-13 22:14:24
コメントありがとうございます。

>SSのWEBに日本人の乗務員の方のBLOGを見つけました。
情報ありがとうございます。
この記事に追記しておきました。

それにしても、この日本人乗組員(他に適当な表現がないので・・・)って一体誰なんでしょうね?
Unknown (いるか)
2009-01-18 19:34:43
(日本人乗組員何人いるのか知りませんが)ブログを書いた日本人乗組員の方=捕鯨船と交信した人でしょうか? ブログを読むと知性&教養&勇気のある優しい人だとうかがえますが…

昨日、オーストラリアに給油のため帰港したようです。白い粉が見つかったとか…
http://www.abc.net.au/news/stories/2009/01/17/2468377.htm?section=justin

クジラの命を護る為命を懸け、銃弾を受け、エコテロリストと呼ばれ、挙句の果ては脅迫ですか…

嫌な世の中ですね。 

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