夢と希望を託して!

特定非営利活動法人 釜石市身体障害者協議会
釜石市福祉作業所

震災!

2011-03-25 | 日記

20113111446分ごろに発生した
東北地方太平洋沖地震は
想像を絶する悲惨な出来事でした。

 市内の街並みをすっぽりと津波がのみこんで
壊滅状態で見る影もありません。

写真好きな素人の私でもレンズを向ける光景ではなく
瓦礫の中を歩くだけで
ただただ悲惨で壊滅した街並みが脳裏から離れません。

 一緒に働いている仲間が仕事中に行方不明になり
津波に巻き込まれた可能性がある
唐丹地区・平田地区・「港町・松原・嬉石」地区の
瓦礫の中を探しましたが手がかりを
得ることが出来ませんでした。


先日になって大渡川河川敷で車を発見し
周辺を隈なく探したんですが所持品等の手がかりは
有りませんでした。


行きたくはなかった・・・
各安置所にも何度となく足を運んで
「名簿・顔写真」等も
確認していますが
いまだに手がかりはありません。


震災で避難所生活をしている方々を含め、
亡くなった人・行方不明者が
日を追うごとに増えて
本当につらい思いをしております。

 あの悲惨な出来事から2週間が経ちましたが、
幸いにもあれだけの
大地震にも関わらず
ボロ屋の施設ですが
大した被害は
ありませんでした。

最近になって電気・水道・ガス等が
使えるようになり
利用者の送迎等を含め仕事の目途も立ち、
やっと来週の月曜日(28日)から
再開できるようになりました。

利用者の皆さんに連絡をしたところ
仕事が出来るようになり喜んでおります。

 

ただし・・・自主事業である
(キムチ・売店・ノーサイド)ですが・・・

手作りキムチ」は
作っている場所のライフラインが
いまだに復旧の目途が立たないため
しばらくの間、作ることはできませんが
ライフラインが復旧次第、再開する予定でおります。

 

釜石市健康福祉センター売店」は
1F部分が浸水し商品等の
大部分が売り物にならない為、廃棄処分しました。
店内の後片付けも終わりライフラインが
復旧次第、営業を再開する段取りでおります。
早い復旧を願っております。

 

ノーサイドの「レストラン・産直」は
再開の目途はありません。
と言うのも・・・
今回の震災で関連施設の「ワークステーション」が
津波の災害にあり全部流されてしまいました。
急遽、ノーサイドを仮施設(作業場兼事務所)として
使用することになりました。
すでに何人かの利用者が作業を再開しております。

まだ、毎日のように強い余震が続いて
不安な日々ですが

最近になって携帯電話も使えるようになり
知り合いの安否確認がスムーズに出来て
ホットすることもあります。

復興までの道のりは厳しい現状ですが
各地方から来てくださった
救援隊の皆様に励まされ

感謝しております。