子供の時に感じたことや、経験したことは大人になっても鮮明に覚えているものだ。私は、両親の体が不自由だったので、レジャーに出かけたキオクはあまりないけれど、その代わりに長期の休みには、映画に連れて行ってもらったものだ。それは私にとって、やっぱり一大イベントで、あってワクワクするものであった。
飲み物やポップコーンを買って席に着く。暗くなってきて番宣から始まり、一体いつになったら始まるのかと、やきもきする。スクリーンが、更に左右に広がると、本編が始まるサイン。ワクワクもドキドキも頂点に達する。そして、映画が終わって余韻に浸りながらきく、エンディング。親と感想を語りながら、帰るひと時。
私はあまり映画に子供達を連れて行っていない事に今更気がついた。5人で映画を見たら結構な出費。ならば、DVDが出るまで・・・なんて思ってしまう。でも、やっぱり映画館で見る映画って、あの迫力は格別。そう思って、この春休みは、映画に連れて行った。
バッテリー。とても、良かった。なぜ、野球をするのかが、生きることと何となくリンクしている。(そこまで子供達が感じられるかは・・・難しいけれどね)親からみた子供の気持ち、子から見た親への葛藤。友達と信頼。
そして、親と映画館でみた映画。
この経験が大人になってもいい思い出として、心に残ってくれたら・・嬉しいな。