楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


美術展めぐり その3

2007年12月03日 | 文化芸術
 上野駅から地下鉄日比谷線で六本木へ。東京ミッドタウン内サントリー美術館で開催されている「鳥獣戯画がやってきた! -国宝鳥獣人物戯画絵巻の全貌-を観るためである。すでにお昼を回っているが、頭の中はいっぱいで空腹が気にならない。
 ビルの3・4階が美術館であり、4階の展示から回れるようになっている。中に入ると入り口から並ぶ人の列。人の歩みが止まってしまい、係員から進むように注意されるほどのにぎわいである。
 絵巻の甲・乙・丙・丁4巻のいずれも後半部分が展示されていた。なじみのあるのはやはり甲巻である。
 遊び、飛び跳ねる動物たちの愉快な姿を描いた日本絵画史の傑作が京都高山寺からやってきた。
 ひととき、絵巻のなかで動物達と一緒に楽しく遊ぶことができた。
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美術展めぐり その2

2007年12月02日 | 文化芸術
 ムンク展の国立西洋美術館を出るとなんと雨降り(良い天気との予報は裏切られた)。傘をさして上野公園を奥に進み、東京都美術館を目指す。
 次は、楽しみにしていたフィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術~である。
 米国フィラデルフィアは、1776年7月4日独立宣言が採択された都市で、100年後には万国博覧会が開催された。この時美術展会場だったメモリアルホールが美術館として残されたことから美術館としての歴史が始まる。

 入り口ではルノワールの「大きな浴女(1905年)」の看板が迎えてくれた。もちろん、会場内に展示されているが、女性の画家とも呼ばれるルノワールの女性像のなかでもベストテンに入る傑作で、なかなか米国外に出ないことで知られているとのこと。
 今回の展覧会は、19世紀のコロー、クールベに始まり、マネ、ドガ、ピサロ、モネ、ゴーガン、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ等の印象派のほかピカソ、マチス、レジェ、シャガール、ミロ、デュシャン等20世紀の巨匠の傑作がずらりと並ぶ。油彩72点、彫刻5点。
 それにしても、金曜日なのに大勢の観客。思わず観る人の足が止まってしまう作品がこれ。ルノワールの「ルグラン嬢の肖像(1875年 81.3cm×59.7cm)」
 
心にずーと刻み込むように見つめていると目が痛くなるが、じっと耐えて我慢した。
下の写真はパブロ・ピカソの「自画像(1906年 91.9cm×73.3cm)」。カタログは2,500円。
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美術展めぐり その1

2007年12月01日 | 文化芸術
 師走一日前の昨日、東京の美術館めぐりをした。美術館は金曜日は午後8時まで開館しているから、数多く回れるかもとの期待感。
 高速バス、JRを乗り継いで上野駅に行く。まずは国立西洋美術館でのムンク展(入館料1,400円 開館時間9時半~午後5時半 月曜日休館)へ。
 人間の苦悩を描いたノルウェーの画家エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の展覧会である。展示されていた「不安(写真左)」「絶望(写真右)」は「叫び」とともに彼のアトリエ入り口の上に飾られていたという。
 展覧会は、彼の作品のなかでの「装飾(壁画)」に光をあてて構成されていた。彼の作品がオスロ大学の講堂やオスロ市庁舎や個人の邸宅を飾った。

 雑誌「サライ」11月15日号の特集記事である。
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