三連休の真ん中24日、松本市奈川の白樺峠に鷹渡りを見た。
8時半塩尻をスタート。158号の奈川度ダム手前を左折、一目散に車を走らせる。スーパー林道に分け入った2台の車は
10時過ぎ白樺峠の駐車場に到着した。が、県外車に埋め尽くされ駐車スペースは皆無。そこから先100mほど進んだ所
の道路際に停めることができた。
リュックを背にきつい登り道をフーフー言いながら進む。20分程で広場へ。
大勢の人、ひと、人で広場が埋まっている。大口径のカメラが並び、野鳥観察用の望遠鏡も狙っている。
5羽、10羽と下谷から浮いてくる鷹たち。松本盆地の見えるⅤゾーンの谷間が狙い目。
信州ワシタカ類渡り調査研究グループの速報によると、
24日(5:30~17:30)の渡り数:サシバ4,597羽 ハチクマ458 ノスリ53 ツミ19 その他9計5,136羽で、今シー
ズン最高となっている。快晴の土曜日が鷹を元気にさせたと思われる。
マツムシソウも大歓迎。空行く鷹にエールを送る。
【ポイント】
日本に渡ってきたハチクマは、本州の中部から北部移動し、繁殖・子育てを済ませる。
そして9月に本州を西進、五島列島の大瀬埼から東シナ海へ旅立つ。
サシバは4月頃日本に渡ってきて、本州の中部から北部で繁殖、10月東南アジアに向かう。本州中部から四国、九州、
南西諸島を経由して海を渡る。