年寄りは出歩くな
新型コロナの広がりは、まだ収まる気配がありませんね。ＴＶに登場する専門家たちも、医者として発言しているのか、感染症の社会的関係を考えているのか、年齢による感染の多様性に目移......
一年経っても、相変わらずというか、去年よりも今年の方が感染は広がっている。防衛策は、相変わらずの「自粛」という「自己防衛」。「年寄りは出歩くな」というメッセージは、まったくと言っていいほど変わらない。
気になるのは、１年経って、はたして政府は、自分たちのとった施策がどう効果をもち、どう効果をもたらさなかったかと、追跡する目をもっているのだろうか。コトが眼前に迫らないと考えない。エビデンスがあるかと居直るくらいなら、どういうことをエビデンスと考えているのかを示しなさいよ。それを自ら、チェックしているのかどうかを、考えて答えなさいよと、思う。そういう、自分たちのやっていることをトレースして問題点を浮き彫りにするという姿勢がなくて、どうして政治に対する信頼を回復することが出来ようか。
個人責任で自助努力をするしか身を守れない。それが現在の日本政治の状況だとしたら、私たちはもう、中央政府を信頼することをやめて、地方政府にだけ気持ちを集中しようかと思う。そうする、具体的な行動方法を、誰か学者か社会活動家が考えてくれないかな。相変わらずの状態を、つづけるのは、もうそろそろお終いにしたい。