耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

メロンの漬物

2014年05月23日 08時23分33秒 | 都会の風景
 メロンの小玉を床漬けにした、と言うか、かみさんが漬けたのを喰った。

 基本的には瓜の仲間だから漬けると美味いはずだが、矢張り果物だから、
歯ごたえは有るけど柔らかくて、甘みが有る。

 昔沼津に居た頃は、この時期八百屋に沢山出て居た。静岡は高級メロンの
産地で、間引きした若い小玉がよくで回っていたようだが、こちらではあまり
見かけない。しかし、茨城の鹿島灘沿いは日本一のメロンの産地らしいので、
探せば手に入るのかも知れない。



 沼津時代は、地の物で旨い物を良く食べた。ワサビの花付きの茎や
葉っぱは、わさび屋に教わって三杯酢に漬けた。生しらすや生の桜海老、
金目や太刀魚の干物も有った。新鮮な紫蘇の葉を沢山買って来て、
ジュースにして冷やして飲んだ。アオサが混じった海苔は手巻きにすると
香りが良い。唐辛子の葉っぱは、佃煮にしたが目減りして驚いた。

 安い物ばかりだが、新鮮だから何でも美味かったな。懐かしい。



 沖縄の海ぶどう、鹿児島のキビナゴ、熊本の辛子蓮根、有明のガン漬け、
博多のおきうと、下関の河豚の皮の湯引き、宇和島のじゃこ天、岡山の
ままかり、和歌山の南高梅、名古屋の守口漬け、焼津の鰹のヘソ、信濃の
蕎麦、高崎の水沢うどん、富山の黒造り、秋田の根曲がり竹、それぞれ
地方に独特の美味い物が有る。

 我が地元の千葉県にも、有るには有る。

 南房総では、セグロイワシの目刺し、鯨のタレ、ビワや梨の加工品が
有る。可なり高いけどピーナッツや筍も特産品だ。
しかも大きなスーパーに行けば、何でも売っている

 だけど、これぞおらが地元の自慢の名産品、美味い物と言う定番に
欠けていると思う。

 少し悔しい。




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