3月以降、気温の高い傾向が続き、天気は周期的に変わる。
偏西風の蛇行が大きいことによると思われるが、偏西風が南下してくると地上では
気圧の谷の接近となり、次第に北上すると気圧の峰になり高気圧に覆われてくる。
5月2日昼過ぎ、気象庁発表の、36時間先日本時間3日21時の予想天気図
(コンピューターによる数値予報図)。
下側は地上天気図、日本海と三陸沖に低気圧が予想されている。(数値予報図では
前線は描かれていない)
上側は、500hPaの気圧の高度を予想する高層天気図。5700などの数字はその
海面からの高度。日本海にはバウムクーヘンのごとき同心円状の等高線。
偏西風が大きく蛇行しすぎて、本流から分離、切り離されて独立した渦になってしまった。
この渦には北側の寒気が包み込まれている。『切り離し低気圧』『寒冷渦』などと呼ばれる。
寒冷渦の南東側では、南から流れ込む暖湿気流と上空の寒気がぶつかり大気の状態は
不安定。雷雲発達など激しい現象が起こる。3日、4日は要注意。
気温の高い傾向のため、季節の移ろいも早まる。
箱根芦ノ湖湖畔の新緑。秋の紅葉に負けず劣らず、いろいろな緑のモザイクが目を見張り、
所々に見え隠れする自生のツツジやフジの花がアクセント。
水面にかぶさる自生のミヤマツツジ。湖面からのみ鑑賞可・・。
新緑とのコントラストも良い。