北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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強要

2015-10-15 21:48:31 | 日々のもろもろ
先週水曜日に、人事異動に伴う歓送迎会があったのだが、最近は一時期に比べて飲み会の機会もめっきりと減った。

そんな中、先日うちの職場の上層部に、「飲み会への参加を強要された」という通報(?)があったらしい。

「強要」・・・、私が職場に入った二十年前は確かに多くあり、新人だった頃は、余程のやむを得ない事情(出張とか、身内の不幸とか)がない限り、欠席なんて許されないというような雰囲気があった。

さすがに最近は、「パワハラ」という言葉が市民権を得たせいもあるのか、少なくとも私の周りではそういうことはなくなり、「気乗りのしない回には無理してまで出ることはない」という私のような主義の人にとっては大変気が楽になったので、通報のあったケースも、昔のようなあからさまなものではなく、例えば、欠席の意思表示をしたら「都合が悪いのか?」と聞かれたとか、そんなレベルなのではないかという気がしないでもない。
もっとも、仮にそうだったとしても、「ハラスメント」の定義に当てはめるならば、言う方は悪気はなくても、言われた側がそれで不快な思いをしたならば、その時点で問題視されてしまうということになるので、これに理解を示すのか、あるいは「そんなことも言えないような世知辛い世の中になったのか」と考えるのかは、恐らくだけど人によって温度差が出るだろうと思う。

でも、真相がどうあれ、通報した人の気持ちは、よく分かる。
私だって、新人の頃から、出たくもない会への参加を強要されたなんてことは一度や二度じゃないし、あからさまな「強要」はなくても、欠席の意思表示をしただけで白い目で見られたり、翌日冷たい態度を取られたりしたこともあったからね。
職員同士親睦を深めるという観点からすると、「参加したい人だけ参加して楽しめばいい」という考えを疑問視するのもわからなくもないし、過度に気を遣うと、楽しめるものも楽しめなくなるってのもわかるんだけど、それでもやっぱり、「自分がされて嫌なことは人にもしない」という考えを優先させるのが私なので、長々と書いちゃったけど、この問題の結論としては、「この一件が、今一度みんなが考え直すよいきっかけになってくれればと思う」ってところかな。

因みに、次の飲み会は、今のところ予定はない。
嫌な思いをしたことはあったけど、飲み会自体を嫌っているわけでは決してないので、楽しい思いができる機会が今後も多くあることを願いたい。
コメント
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