北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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正直者が馬鹿を見ないように

2014-12-21 22:10:42 | 気になるコト
東京駅記念スイカに客殺到、大混乱で販売中止 飛び交う怒声、囲まれる駅員(産経新聞) - goo ニュース


この一件、JRのお粗末な対応が批判される一方、危険と判断して販売を打ち切ったことそれ自体は適切だったという見方もあるようだが、この一件でJRが一番非難されるべきは、呼びかけに従わず徹夜で並んだ人や、転売、オークションへの出品が目的だった人が購入できた一方で、呼びかけに従い、自分の趣味として健全に楽しむ目的でいた人が購入できなかったという状況を作ったこと、言い換えれば「正直者が馬鹿を見る」状況を作ってしまったことだと私は思う。

そりゃ、徹夜で並ぶことも、転売やオークションへの出品も、違法ではないのだから、いくらしないでと呼びかけたところで、規制するにも限界があるだろう。それが現実だと思う。
でも、だからと言って、「正直者が馬鹿を見る」という状況が作られてよい理由になどなるはずがないわけで、私は今度の一件で、JRが最も猛省すべきはそこだと考えている。

この一件を受けて、JRは「再発防止策」を考えるだろうし、同じようなイベントを予定している所も、今回の二の舞にならないような方策を真剣に考えるだろう。
だが、それを考えるにあたっては、どうすれば、正直者が馬鹿を見るような状況を防げるかという所に重点を置いてほしい。
本当、こういう話はたいがいにしてほしい。正直に、真剣に頑張っている人が、報われないを通り越して馬鹿を見るような世の風潮は、どう考えてもおかしいのだから。
コメント
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