北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

変わっていないのか・・・?

2012-07-18 20:14:37 | 懐かしの思い出
この間、ちょっと思うところがあって、出身中学のホームページを観てみた。
その中に、「学校評価」というのがPDFで掲載されていたので、これは興味深いと思って読んでみたのだが、色々なことが書かれている中で、保護者の意見として、こんなのが目に留まった。


「以前の○○中の噂を聞くと、学校全体が良くなっているのではないでしょうか?」


以前というのがいつ頃なのかよくわからないけれど、この言い方から察するに、昔は、決して良い噂が流れていなかったということなのだろう。
しかし、その一方でこんなことも書かれていた。


「普通に暴力沙汰が起きることに驚いています。」
「小学6年生の子や保護者の方から○○中は行きたくない、行かせたくない、という話をよく耳にします。悲しいです。」


えっ、そ、そうなの?
それじゃ、良くなっているどころか、あの頃とちっとも変わっていないでしょ。

「あの頃」とは、私が通っていた25年前のこと。
どんな学校だったかというと、一昔前の校内暴力のようなことはなかったけれど、荒れている生徒は多く、特に私のいた学年は、一クラスに一~二人は問題児がいて、先生方も手を焼いていたものだった。

実は私も、色々な目に遭ってきた。
同じクラスにも一人そういう奴がいたんだけど、いつの間にかそいつとその仲間達に目を付けられ、暴力を振るわれたり、金品を取られたり、パシリ(例えば、未成年が吸ってはいけない物とか、18歳未満が読んではいけない本など)に使われたりしたものだった。
(同じような目に遭っていたのは、私の他にも多数。中には女子も)

この他にも、暴走族(卒業生らしい)と繋がっていて、制服のブレザーに派手な刺繍をしていたり、女子で、今はほとんど見なくなった、地面につきそうなくらいの長いスカートをはいていたのもいて、そいつらは、暴力とかはしないまでも、常に授業をさぼっていて、さっきも書いた、「未成年が吸ってはいけない物」を吸ったりしていたものだった。(他の学年では、確か、「吸ってはいけない溶剤」で補導されたのもいたような・・・)
そんな状態だったので、その評判は市内にも広がっていたらしく、高校に入ってから、同級生に出身中学を言ったりすると、何でそこまで知ってるのと思うくらい、色々と話が出てきたものだった。
(実を言うと、今の彼女も出身は札幌なのだが、我が母校の悪評は、彼女の耳にも入っていたらしい)

あれから25年、「変わっていない」のか、それとも「かえって悪くなった」のかは、すっかり疎遠になっているのでわからないけれど、どちらだとしても、事実だとしたら、凄く残念な話。
函館にも、小学生の親が「子供を通わせたくない」と言っている中学があるという話を聞いたことがあるけれど、そういう声が聞こえること自体、本当に由々しき話だと思う。

因みに、冒頭で書いた「思うこと」というのは、数週間前、新聞のおくやみ欄で、当時の先生(担任ではない)の名前を見つけ、それで、色々と思い出したりしたということ。
先生のご冥福と、我が母校が、悪い評判を払拭して少しでも良くなっていくことを祈りたいと思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする