北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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太宰ゆかりの地

2011-02-07 21:55:31 | 道外旅行記






津軽鉄道20.7kmのうち、一番の見どころは、途中にある「金木(かなぎ)」駅周辺。
現在は合併して五所川原市となっている旧金木町は、文豪太宰治が生を受けた地として知られ、太宰ゆかりの名所が多数残っている。








駅を降りてまず立ち寄ったのが、太宰治疎開の家である「旧津島家新座敷」。
余り知られていない場所らしいが、かつては太宰の兄・文治夫婦の居宅だった建物で、故郷を離れ東京で執筆活動に励んでいた太宰が、昭和20年(1945年)に、戦火を逃れて疎開してきた家。
中に入ると、現在の建物所有者の方がガイドをしてくれ、私も、ガイドブックには載っていない貴重な話を幾つも聞くことができた。





金木の中心部にある通りの名前。
「メロス」とは、太宰の代表作の一つ、「走れメロス」のこと。








そしてここが、太宰の生家である「太宰治記念館『斜陽館』」。
太宰の実家である津島家はこの地の大地主で、父である源右衛門は、貸金業や電燈会社、銀行などを経営する企業家にして、貴族院議員も務めた名士であったが、昭和25年(1950年)に津島家が屋敷を手放した後は旅館として使用され、平成10年(1998年)から、現在の記念館となり、平成16年(2004年)には、国の重要文化財に指定されている。





「斜陽館」の向かいにあって、セット料金で入館できるのが、この「津軽三味線会館」。





中では、こうして津軽三味線の生演奏を聞くことができる。
写真撮影は可であったので、二枚ほど。





この日の演奏は、「まんじ流」という流派の「まんじ愛華」さんという方。
初めて生で聞く三味線の音色に、心に響くものを感じました。





かつての金木町役場、現在の五所川原市役所金木庁舎の駐車場に、こんなものを発見。





見てのとおり、ごく普通の時計だけど、この名前にはどういう由来があるんでしょう?
興味深いです。
コメント
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