北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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武士道精神ここにあり

2009-05-17 19:32:22 | 特撮作品鑑賞
(今週の侍戦隊シンケンジャー)

教えたつもりが逆に教えられた。
シンケンジャーに憧れ、武士道を極めんとする外国人、Mr.ブラウンに、諦めないことの大切さを教わった流ノ介達が、再び立ち上がって絶体絶命の危機を脱するという展開は、見ていて心地よく感じられた。
「教えたつもりが逆に~」というのは、どんな分野でもよくある話だけど、これによって、本来教える立場にある方が、つい忘れてしまっていた大切な何かを思い出し、自身もまた、一回り成長していくというのは、師弟関係という間柄に留まらず、人間関係全般においても大変素晴らしく、理想的な関係なのだなということを、今日の第十四幕を見て感じることができた。
当初は、流ノ介編ということで、どうしてもコメディータッチな展開を想像してしまったけど、なかなか大切なことが凝縮されていた内容だったと思う。

その「諦めないこと」についてなんだけど、EDテーマの歌詞にある「負けない めげない 諦めない」というフレーズは、番組のテーマに限った話ではなく、日常生活全般について言えることであり、私にとっても共感できるフレーズの1つ。
これは、同じくEDの「1から10までシンケンだ」「朝から晩までシンケンだ」、そしてOPにある「いつも真剣 時には無念 負けない気持ちも訓練中」もまた然り。
仕事でもプライベートでも、日常では色々なことがあるけれど、まずは目の前のことに真剣に取り組むことが大事。そうすれば、壁にぶつかることがあろうとも、やがて自ずと道は拓けてくる。そう信じて頑張ろうという気持ちになれる、大人から子供まで共感できる、近年では稀と言ってもよい、沢山のメッセージが込められた主題歌は、私も最近は毎日聞いて元気をもらっている。

劇中の感想に戻る。
丈瑠からことはまでが名乗りを終えた後、丈瑠が「天下御免の~」と言いかけたところにMr.ブラウンが割り込んでくるという流れは、ある意味お約束と言ってもいいのかもしれないが、Mr.ブラウンの割り込みによって長くなってしまったシンケンジャーの名乗りを、退屈そうに寝そべって見ていたアヤカシの姿は、戦隊シリーズの長年のお約束の1つである、「どんなに名乗りが長くても、敵の方は、名乗り終えるまで待ち続ける」というのを破っていたようで、新鮮に感じられた。
特に近年のシリーズは、名乗りの際の口上が長く複雑になっていて、名乗られる側の方も、よく終るまで攻撃するのを我慢してられるなと感じてしまうこともあるだけに、攻撃するじゃなく、寝そべっていたというのが、私にはポイントが高かったように思った。

ところで、最後に1つ。
先日、いつもお世話になっている方の日記でも書いたのですが、今年の私は「ことは派」で行こうと思います。
あの健気さが、たまらなく可愛いです。(笑)
でも、「ことは派」って、口じゃ言いずらいよなあ・・・。(汗)
来週は千明編だけど、早くまたことは編をやってほしいです。
コメント
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