折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL981~夜空に9千発

2016-08-07 | 写真&俳句



打ち上げの 音に先んじ 夜空にや 極彩色の 花ぞ咲きける 


昨夜は、毎年恒例の花火大会があり、夜の7時15分から8時15分の1時間に9千発の花火が夜空に極彩色の花を咲かせた。

遠くから見ていると、花火が夜空に開いてから瞬時の時間差をおいて、打ち上げの轟音が耳に届いてくるのがよくわかった。

写真&俳句VOL980~いつしか5年

2016-08-05 | 写真&俳句
7月分を書き終って、書き始めて丁度60冊となった書き写帳。肝心の字の上達具合だが、1冊目に比べ60冊目は格段にうまくなっている。



コツコツと 天声人語 書き写し いつしか5年 区切り迎へし



ゴールか、通過点かは別として、これまでコツコツと積み上げてきたことが今年3つ「区切り」を迎える。

一つは、すでに通過してしまったが、ブログをかき始めて「満10年」という区切りである。

二つ目は、「天声人語の書き写し」を始めて「満5年」と言う区切りであり、7月分をもって到達した。

三つ目は、当ブログのテーマになっている「写真&俳句シリーズ1000回」と言う区切りであり、こちらの方は今回が980回であるから、第4コーナーを回わってホームストレッチに入っている状況と言えよう。

「暇だから」「集中力の養成」「行書の練習」ということで始めた天声人語の書き写しだが、こと「集中力」に関しては、この所「衰え」を自覚するようになった。

即ち、以前であればほとんど一気呵成に書き終えていたのが、最近は半分も終わらないうちに「飽きてくる」のである。

気力が弱って来ている証拠であろう。

もっとも、これには最近の天声人語執筆陣のふがいなさも一つの要因になっている。

即ち、内容、文章がいずれもつまらなく、途中で書くのが嫌になってしまうのである。

改めて執筆陣の奮起を促したい。

そうは言うものの、天声人語以外で字を書く機会がめっきりなくなってしまったので、これからも書き写しは続けていきたいと思っている。

写真&俳句VOL979~イタリア旅行から その12 一期一会(最終回)

2016-08-03 | 写真&俳句

写真は、今回のツアーの仲間たちである。
全部で27人である。
夫婦で来ている人、友達とグループで来ている人、親子で来ている人、単独参加の人など参加者はさまざまである。
中でも、メンバーの中に、「新婚旅行」で来たという若いカップルと今年「金婚式」を迎えたという仲睦ましい老夫婦という「新旧2組」の夫妻がいたのは、何と言う偶然であったろうか。
そして、新婚さんの「初々しさ」が、ツアーのメンバーたちの気分をほのぼのとさせたに違いない。

10日間の旅の中で見ず知らずの他人が、たまたま一緒に日常を共有し、時間の経過とともに互いに打ち解け、旅を気分を盛り上げ、楽しむ、これこそ「一期一会」の出会いと言えるだろう。
そして、旅の最終日は再び見ず知らずの他人になる日である。
この人たちとは二度と同じ顔ぶれで集まることはないのだ、それを思うとちょっぴりセンチメンタルな気分である。



帰国日や     一期一会に     感謝かな



7月23日から続けてきたイタリア旅行記も今回が最終回である。

昨年のスイスに続いて、今年もイタリアの『11の世界遺産』をこの目で見、肌で感じ、「百聞は一見にしかず」という「一期一会」の体験をすることができた。

特に今回は、出発日直前に日本人が襲われたテロがあり、旅行中もフランス・ニースでテロが行われるなど、身の安全、治安面でのリスクが常に頭から離れることがなかっただけに、何事もなく無事ツアーを終えられたことに、心からほっとすると同時に、そのことに感謝でいっぱいである。

写真&俳句VOL978~イタリア旅行から その11 食傷

2016-08-02 | 写真&俳句
旅行中に食した色々な種類のパスタ





しばらくは     パスタ料理に    出番なし



イタリア旅行と言えば、観光もさることながら料理も魅力的で注目である。

どんなイタリアンが出てくるか、期待が大きかったが、現実には確かに色々な種類のパスタが毎食食卓に出てきたが、味の方は思ったほどではない。その点をかみさんに言うと、「ツアーの客に出す料理だからこんなもんじゃない、名の知れた店に行けばきっとおいしいとおもうよ」といたってクールな返答が。

昼食や夕食では、メイン料理のほかに前菜的にパスタが出てくるので、ほとんど毎日パスタを食べることに。

日が経つにつれ、みなさんちょっとパスタには食傷気味に。

6日目の夕食に中華料理が出た時は、余りおいしくはなかったが、久しぶりの変化に一同ほっとした表情で中華の円卓を囲み、日本に帰ったら何を食べるか、何を食べたいかという話に花が咲いた。


そして今、帰国して10日以上になるが、それぞれの家に戻ったツアーの仲間たちは、もうパスタ料理を食べただろうか。

「まだ食べたくないでしょう」とはかみさんの弁。

旅先で買い込んだパスタの食材が、出番のないまま台所で眠っている。

我が家では「パスタ後遺症」はもう少し続きそうだ。

















写真&俳句VOL977~イタリア旅行から その10 シェスタ

2016-08-01 | 写真&俳句
イタリア旅行9日間の移動をになったバス。

移動中のバスの車内は、カーテンを降ろして熟睡する寝室に早変わり。


旅のバス     車中はいつも     シェスタかな


イタリア国内の移動は、5日目にナポリからフィレンツェに行くのに電車を使った以外はすべてバスである。

そして、観光はバスを降りてすべて徒歩。

灼熱の日差しが降り注ぐ日中を歩くのは結構辛いものがある(平均で1日当たり7,000歩)。

そこで、昼食時にはほとんどの仲間たちが、ビールやワインを注文することになる。

疲れた体には、少しであってもアルコールの影響はてき面で、午後からの観光に向かうバスの中は、たちまちにして「昼寝の場」に化すことに。

小生も、折角イタリアに来たのだから、と車窓の景色に目を凝らすのだが、単調なバスの揺れに、ついつい瞼が重くなって、いつの間にか夢路を辿ることに。