折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

あっという間に過ぎる日々~「話の花」の一コマ

2013-04-25 | 友達・仲間
幼なじみたちとの時期外れのお花見会は、結局「話の花」が満開だった、と昨日のブログで書いたが、これは、そんな「話の花」の中の一つである。

浅草をぶらりと歩いてから入った喫茶室。

10人もいると話があっちに飛びこっちに飛びして、あっという間に時間が過ぎてしまう。

小生の前にすわったのはK子ちゃんとS江ちゃん。

賑やかに会話が弾んでいて、小生と隣のHちゃんはどちらかというと聞き役。

そんな中、彼女たちの話題が「時間が経つのが早いわね」ということになってきた。

Hちゃんも小生もこのことは日頃から実感していることでもあり、ようやく出番とばかり、それぞれが最近感じた具体例を上げて大いに盛り上がった。(いっぱいあって具体例には困らない。)

以下は、その時の取り留めのないやり取りの一コマである。

― わたしたち(K子ちゃんとS江ちゃん)2週間に1回会ってるんだけど、次に会うまでまだ時間があると思ってるとあっという間に次に会う日が来てしまうんだもの、時間の経つのが速いのには本当にびっくりよ。

― オレのところの犬、心臓が弱ってしまって、かかりつけの先生からいつも薬を2週間分もらっているんだけど、気がついて見るとその薬があっという間になくなってしまい、もう、2週間が経ってしまうのだ、と薬の減り具合から時間の経つ速さを実感するよ。

― 犬は、歳を取る早さが人間よりもずっと早いって言うけど、人間だって歳を取って来ると、犬ほどではないにしても、時間の流れは早くなるような気がするよね。

― 歳を取ると、人間も犬と同じように体の中の「体内時計」が時間が速く進むようにセットされてるんじゃないかと思ってしまう。

― 人によって違うんじゃない、中には1日が何て長いんだろうと思っている人だっていると思うよ。

― そうだね、今年から施設に入っている老母(5月で97歳)に会いに行くと、何時も言うんだ、「1日が長い」って。

― 時間が早く経ってしまうと感じている人は、それだけ生活が充実しているということだから、幸せだっていうことだよね。今の境遇に感謝しなくては。



桜ならぬ、「話の花」を咲かせる~幼なじみとの「時期を失した」お花見会

2013-04-24 | 友達・仲間
盛りを過ぎて、ちょっとさびしくなってしまった牡丹を前に記念写真(浜離宮恩賜庭園にて)


―築地でおいしい寿司を食べ、浜離宮の八重桜を愛で、隅田川を舟で行き、浅草で買い物を楽しむ―

そんな「キャッチコピー」が幼なじみたちに発送されたのが3月中旬。

そして、桜の季節がとっくに終わってしまった昨日、この時期を失したお花見会が行われた。

それでも10人の幼なじみたちが参加してくれ、

「今年は桜が早すぎたんだから」とか「桜は口実で、花よりも【話の花」を咲かせるのが目的だから」

と口々に言って、慰めてくれたのには、幹事としては「桜もないのにお花見なんて」と忸怩たる思いがあっただけに、救われた次第である。

確かに、八重桜はもう散ってしまっていたが、築地の老舗の寿司屋でおいしい寿司に舌ずつみをうちながら、また、緑したたる浜離宮を散策しながら、浅草に向かう遊覧船の中でお菓子を食べながら、そして浅草見物を終えて一休みした喫茶店でコーヒーを飲みながら、それこそ話の花が次々に咲いて、それこそ「満開」。

それはそれは、「お花見会」ならぬ、楽しい「お話し会」になった次第である。

遊覧船から「レインボーブリイッジ」を望む。


浅草浅草寺に詣でる。


そして、話はこの秋の「紅葉狩り」に。

そして、今度は「紅葉も見頃」の頃に、紅葉をダシに「お話し会」をやろうと約束して散会となった。


写真&俳句VOL195~そぼ降る雨

2013-04-21 | 写真&俳句


雨しとど    ツツジもしぼむ     寒さかな


夏日になったかと思うと、昨日今日は冷たい雨がそぼ降るなど、一転、冬のような陽気。

特に今日は、4月では48年ぶりの気温の低い日だとニュースが報じている。

この所の定まらない天候に翻弄されている。

我が家の庭の満開のツツジも、しとどと降る冷たい雨に打たれて今にも凋みそうに見える。


冷汗三斗

2013-04-20 | 日常生活
小生が在職中にお世話になった元会長が「成功の鍵は【真似】のなかにこそある」という本を上梓され、小生にもご恵送いただいたことは、以前本ブログで書いた。

そこで小生も古希のメモリアルとして作った俳句集「三位一体」を元会長にお送りした。

そして、懇切丁寧な礼状が届いたので、もうなにも起こることはないはずだった。

ところがである。

本日、元会長からメール便が届いたのである。

何事かと、急いで開封して見ると1冊の本が入っていた。

【捧 亡き父母・妻】というサブタイトルがついた「追想」と題する俳句・短歌集である。

元会長が詠まれた俳句と短歌がそれぞれ100首ずつ掲載されている。

そして「あとがき」を読んでびっくり仰天。

何と元会長は俳句の先生に師事されて「新風子(しんふうし)」という俳号を持っているというではないか。

何と何と、小生は、俳号を持っている人に自分の拙い俳句集を差し上げてしまったのか、そう思うと、まさに「冷汗三斗」である。

しかも、同封された便せんには「感想」を、とまで書き添えられているではないか。

どっと冷や汗をかいた上に、えらい宿題まで与えられてしまって、とんでもないことになってしまったと悩むこと頻りである。

写真&俳句VOL194~緑に染まる

2013-04-19 | 写真&俳句


外遊び     緑に染まる     園児かな


ツツジ、花ミズキ、モッコウバラなどの花々が一斉に咲き揃い、吹く風もさわやか。

今が1年のうちで最も過ごしやすい季節である。

そして、保育園や幼稚園の園児たちを外で遊ばせるにはうってつけの季節でもある。

黒目川の遊歩道や近くの公園を散歩していると園児たちの姿を見掛けない日はない。

この日も近くの公園で保育園の園児たちが、木々の緑をいっぱいに浴びて、楽しそうに外遊びに興じていた。