折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第40回

2011-11-21 | 書道
 お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

ししん しゅうこ             えいすい きっしょう

くほ いんりょう             ふぎょう ろうびょう

そくたい きんそう            はいかい せんちょう


【意味】

薪を指しくべると燃え尽きないように、情熱をもって人道を行えば必ず天祐を得ることができる。こうすれば一身一家に吉事が集まって、永く安らかであって、心楽しく吉事が自然とくるものである。

道を行くのに一歩も法にたがわず頭を上げて正しく歩み、常に宮殿にいるつもりで、出入りには俯仰拝揖して、謹んで礼儀を守ること。

装束をつけた人は、その容儀をかざり、威厳を保つべきであり、そぞろ歩く時も、後先を眺めかえりみて端正であること。

写真&俳句VOL26~「青空とバラの花」

2011-11-18 | 写真&俳句


青空へ     伸びる四季バラ     風に揺れ


冷え込んだ朝。

愛犬パールとの散歩の帰り道。

いつも通る、道路沿いの大きな農家の敷地内に、柿の木や菊の花に交じって、四季バラが数本咲いていた。

雲一つなく晴れ渡った青空に向けて、真っすぐに伸びたピンクのバラが、折からのそよ風に揺れていた。



写真&俳句VOL25~「冬桜」その2

2011-11-16 | 写真&俳句
 新河岸川の遊歩道に咲いていた満開の冬桜。


青空を      引き立て役に      冬桜  



冬桜については、11月1日のブログで、まだらに咲く冬桜の様子を句にしたが、今回は青空の下、満開の冬桜の佇まいを詠んで見た。

先日、このところ続いている小春日和の陽気に誘われて、幼なじみたちと今月歩くことにしている新河岸川の遊歩道の下見に出かけた。

そこで見かけたのが冬桜。

遠くから桜だとわかるぐらいの見事な咲きぶりであった。

近づいて、じっくり観察すると、折からの秋の透き通った青空の中に満開の桜がくっきりと浮かび、青空と、刷いたような一片の白い雲と桜の色とが溶け合って、一幅の絵を見るような情景に思わずシャッターを切った次第である。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第39回

2011-11-14 | 書道
     お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

もうし しゅくし          こうひん けんしょう

ねんし まいさい          きき ろうよう

せんき けんあつ          かいはく かんしょう


【意味】

毛嬪と西施の二人は共にしとやかな絶世の美人であった。西施の眉をしかめて悩む姿のあでやかさといい、毛嬪の笑いを含んだなまめかしさといい、万人をして等しく恍惚たらしめたという。

光陰は矢の如くに時々刻々移っていき、再びかえることはなく、太陽は照り輝き、月の光は下界を照波して、ひとしく万物をめぐむ。

日月の天象は年の還るにつれて移りめぐり、常に運行循環して、天地間を照らすのである。

大空を鷹が舞う~「放鷹術実演」を見物

2011-11-12 | 日常生活
 貴重な鷹匠体験をする一般人。今、まさに、腕に止まろうとしている鷹。


            鷹匠の指導を受けて、腕に鷹を止まらせた小学生

当市は、徳川幕府と徳川御三家の一つ尾張徳川家の鷹場であったとのこと。
それに因んで、当市の博物館で「鷹狩りと朝霞」と題する企画展を開催している。

そして、今日11月12日はT大学朝霞校舎グランドでNPO法人日本放鷹協会の鷹匠のみなさんによる鷹狩りに向けて鷹匠が行う基本技の見学会が催されるとのことで出かけてきた。

時代小説にしばしば登場する鷹匠だが、実際の鷹匠を見たのは今回が初めて。

鷹匠が身につける装束、使用する道具、
鷹匠が鷹を連れ歩く訓練の基本である「輪廻り」(わまわり)、
一人の鷹匠だけでなく、他の鷹匠にも慣れるため二人の人間の間で鷹を飛ばし合う「振替」(ふりかえ)
ルアー(疑似餌)を使って獲物を獲る訓練である「振り鳩」(ふりばと)

などが実演を交えて解説され、さらに市民(子ども・大人)による鷹匠体験などが約1時間にわたって行われ、大空を舞う鷹の姿に歓声をあげていた。


            「輪廻り」の訓練を披露する鷹匠

            鷹匠の手を離れて大空を舞うオオタカ