寒空に 熱く燃えたり ネット裏
前回の少年野球の続きである。
1日目はどんよりと曇って底冷えのする寒い1日、2日目は晴れ間こそのぞいたものの、北風が容赦なく吹きつけ、寒さが一段と身にしみた1日。
両日とも、試合を見る者にとっては最悪の気象条件である。
だが、そんな悪条件などものともしない人々がいる。
ネット裏で、わが子、わがチームを応援する保護者の皆さんである。
少数とはいえ、応援にかけてはみんな筋金入りの精鋭軍団である。その応援ぶりは、子どもたちのチームに引けを取らぬチームワークである。
三振しようが、エラーをしようが決してめげず、くじけず、ひたすら励まし、だからヒットを打ったり、ましてや得点が入ったりすれば、飛び上がって喜ぶその姿は、「人馬一体」ならぬ「子供と保護者一体」の証。
それだけに、2日目の決勝戦。
ハラハラ、ドキドキのしびれるような息詰まる接戦を2-0でしのぎ切って優勝を決めた瞬間は、ネット裏でチームを支えてきた「縁の下の力持ち」集団の苦労が報われた瞬間でもあった。
全員が手を取り合って優勝を喜び、中には感極まって号泣する保護者の姿も。
小生もちょっぴりこの感動のおすそ分けに預かった。
そして、このような感動的な場面に立ちあうことができたのは幸運だった、としみじみ思った次第である。
技術のレベルの低い高いはともかく、ひたすら真剣に一生懸命プレーする子どもたちの純真さ、そして、寒かろうが、暑かろうがそんなことに関係なくひたすらわが子、わがチームに応援を送る保護者の皆さん。これこそ、少年野球の真髄なのではないか、初めてじっくりと少年野球の試合を見させてもらってそんな感想を持った次第である。
確かにラッキーでした。
でも、歳でしょうか疲れが中々抜けません。