折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL13 『動』と『静』の世界

2008-07-02 | 写真が主役シリーズ

仮標(巻きわら)を真剣で袈裟に切り下ろした場面


先日、地元の琉球古武術団体が主催する演武大会が行われた。
毎年開催されていて、今年は20周年記念大会ということで、地元の道場の他大阪・貝塚市、群馬・高崎市からも愛好家が参加し、華を添えていた。

小生が所属する『抜刀道』同好会も招かれてメンバー5名が参加した。


琉球古武術は見るのは今回がはじめてであったが、抜刀道と比べていくつか気付かされる所があった。



琉球古武術の演武は、生身の人間が相手
抜刀道の演武は、物言わぬ静止した仮標(巻きわら)が相手


琉球古武術の演武は、集団演武が多い
抜刀道の演武は、個人演武

琉球古武術の演武は、裂帛な気合がお腹にズシンと響く
抜刀道の演武は、気を内にためた無声の気合が張りつめる

琉球古武術の演武は、激しく、厳しい『動』の世界
抜刀道の演武は、『静』の世界。音といえば、真剣が巻きわらを両断する時の、ブスッというわずかな音のみ



琉球古武術の激しくも厳しい演武


このように、見た目だけでも琉球古武術の演武と抜刀道の演武は対照的な違いが見られる。

われわれ5人のメンバーは、琉球古武術大会という『動』の大会にあって、抜刀道の持つ『静』の世界の一端をお見せすることができたのではないかと、いささか自負しているところである。

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