折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL36 『白の世界』2題~淡雪と霜

2010-02-19 | 写真が主役シリーズ

膨らみかけた梅の蕾に降り積もった春の淡雪


淡雪

この所、積りはしないのだが、2日に1度ぐらいの割合で雪模様の日が続いている。

昨日の朝も、雨戸を開けると深々と降る雪が、膨らみかけている梅の蕾に舞い落ちていた。

舞い落ち、降り積もる雪、そこは、静寂と白の世界である。

早速、その風情をカメラに収めた。

しかし、その風情もつかの間。

それから2時間もすると、雪は降りやみ、太陽が顔を出すと春の淡雪は、あっという間に跡かたもなく消えていた。



散歩コースから見える畑には、雪と見まごうほどの霜がびっしりと降りていた。




そして、冷え込んだ今朝。

ベランダはバリバリに凍り、車の屋根には真っ白な霜が。

そんな寒さの中、愛犬パールと朝の散歩に黒目川に向かう。

その途中にある畠には、今朝の寒さを象徴するように真っ白い霜が地表を覆い、そこには昨日の雪景色と違ったもう一つの白の世界があった。

しかし、この霜も昨日の淡雪と同様、太陽が中天にかかる頃には、あっという間に痕跡をとどめることなく消え失せていた。

まさに、儚い白の世界の風情であった。

2月は雪が降ったり、寒い日が続いたりと春の訪れが遅いようだが、来週からは晴れる日が多くなり、気温も上がって、春を感じられるようになれるらしい。

昨日、今日の『白の世界』は、小生には、あたかも、移りゆく季節、去りゆく冬が、名残を留めるかの如くに思えた次第である。

わずか2時間余の風景、そんなはかない雪と霜による白い世界を撮った写真が今回の主役である。


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