折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

まだ続くかも!~「縁」の不思議さと「出会い」の楽しさ

2008-12-29 | オーディオ談笑会
今年度最後のオーディオ談笑会が、つい先日、スペシャルゲストを迎えて行われた。

そのゲストとは、小生のブログ(2008・9・28「つながった縁」)が「縁」で知り合うことになった I さんである。

この談笑会の日取りが決まった時に、期せずしてメンバーから I さんにも出席してもらったらという声が上がり、この日の招待となったのである。

主宰者のKさんは、I さんに一度会っているが、小生を始め他のメンバーは初対面である。

定刻の3時。
「はじめまして」と現れた I さんは、快活で気さくな人柄で瞬時にわれわれに溶け込んでくれた。

差し出された名刺には、「DIYアドバイザー」、「第二種電気工事士」、「NHK教育テレビ DIY入門 <住まい自分流>講師」の肩書きが。

なるほど、それでタンノイオートグラフのエンクロージャーの自作に興味を持ったのか、と一同納得。

そのI さん、座るや否ややおら図面を取り出し、堰を切ったようにKさんにこれまでの作業の進捗状況の説明を始める。

そして、二人のマニアならではの専門用語が飛び交うやりとりがしばらく続く。

二人とも、オートグラフのエンクロージャーについて語り合うことが楽しくて、うれしくて、たまらないといった風情で、話が盛り上がっている。

そんな様子を見て、本談笑会の料理長を自認するMさんが台所に行って、酒のつまみの準備を始める。


酒、肴の準備が整う頃には二人の話も一段落し、「談笑会」がスタート。

いつものように最初は「音楽」でなく、近況報告を兼ねた「トーク」とこよなく好きな「お酒」である。

とにかく、みんな「酒豪」である。


一渡り酒が回ったところで、I さんからお願いがあるとのこと。

「実はですね、最近、60歳ぐらいの人から、自分もオートグラフのエンクロージャーの自作に挑戦したいんだが、わからないことがあって悩んでるんです、というメールをもらったのです」

とI さん。

「へえ~」と一同、興味津々、続きを促す。

「きっかけは、自分がI・K(小生)さんのブログを見て、オートグラフのエンクロージャーを自作した人を紹介してもらえませんかとブログに書き込みをし、それがきっかけでKさんを紹介してもらったのですが、一連のブログの書き込みの中に私のメールアドレスが書いてあったのを見て、メールをくれたようなんです。

多分その人も、私と同じで<藁にもすがりたい>気持ちでメールしてきたんだと思います。私もそうでしたから、その気持ちよくわかるんです。」

「今回、ブログを通じて幸運にも皆さん方と知り合うことができましたが、その時、思ったのは、世の中にはオートグラフのエンクロージャーを作って見たいと思っているが、作り方がわからなくて、悩んでいる人が結構いるんだということでした。そこで、KさんとI・Kさんの了解をもらえるなら、メールをくれた人の相談に乗ってあげようかと思ってるのですが、どうでしょう」

とI さん。

「了解も何も、大変良いことですので、是非その人の相談に乗ってやってくださいよ。もし、必要があれば、私もお手伝いするにやぶさかではありませんよ」

と主宰者のKさん。

「自分のブログがもう一つの新しい「縁」につながりそうだなんて、うれしいですね」

と小生。

「今、自分のブログを立ち上げて、その中で今回のエンクロージャー製作の情報を公開できればと実は思っているのです」

とI さん。

「それは良いことですね、大いにやってください」

と激励するKさん。


「袖ふり合うも他生の縁」と言う言葉があるが、そもそもKさんが広島でタンノイオートグラフのエンクロージャーを製作する時に出会った数々の「縁」、それらの「縁」を小生がブログ(2008・5・9「取り持ってくれた幾つもの「縁」に感謝」)で紹介したのも一つの「縁」、そして、小生のブログを通して生まれたI さんとの「縁」、その I さんに送られてきた一通のメール。

タンノイオートグラフのエンクロージャー自作にまつわる「縁」が、また、先へとつながっていきそうな気配である。


それまでは、全くの見ず知らずの他人であった者が、一つの「縁」によって、酒を酌み交わすことになるなんて想像もしていなかったことであり、「縁」とは誠に不思議なものだと感動を禁じえない。


その意味で、この日は小生にとって忘れえぬ、思い出に残る最良の日となった。

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