暑くなってくると、路上で干からびたミミズを見かけることが多い。
痛ましや 干からぶミミズ 何ゆへに
このところの猛暑で、道路で干からびているミミズをよく見かける。
それも1匹や2匹の話ではない。そこかしこに散乱しているのだ。
みすみす死へ向かっていたわけでもないだろうが、まるで集団自殺したかの如き有様なのである。
それらを目にして思うのは、ミミズたちは一体どこへ向かっていたのかということである。
そして、あのような行動はミミズの「本能」のなせる技なのか、そして路上で干からびてしまう最期はミミズにとって「本望」なのか。
ミミズの「習性」は、謎である。
「俳句歳時記」(平凡社)を見ていたら、ミミズに関し以下の句が載っていた。
当方の思いを伝えてくれているように思えたので、紹介したい。
何をしに ここに出てきて 蚯蚓死す 谷野予志
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