折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL430~甦った「居合始祖」の碑

2014-03-27 | 写真&俳句
装いも新たに甦った居合・抜刀の始祖「林崎甚助重信」公の鎮魂碑。

裏面に刻まれた「林崎甚助重信」公の略伝(川越市・「蓮馨寺」の境内)



古(いにしえ)の  剣聖しのぶ  鎮魂碑  装(よそお)い新た  甦りけり



2009年3月7日のブログで、埼玉県川越市にある古刹「蓮馨寺」の片隅にひっそりと建つ、居合・抜刀の創始者「林崎甚助重信公」の記念碑が、まさに朽ちなんとしているのを見る(下の写真)と、心が痛む。一刻も早い修復が待たれる

と書いた(2009・3・7「一刻も早い修復を~居合の創始者「林崎甚助重信」公記念碑」)。

あれから5年。

あの記念碑が装いも新たに甦ったという話を聞いて、詣でてきた。

錚々たる居合道関係者が発起人となって建立された「鎮魂碑」。

その見事さ、立派さに目を奪われた。

そして、まさに朽ちようとしていたあの「碑」が装いも新たに、甦ったことを心から喜ぶと共に、新たな「碑」の前で改めてこれからの精進を誓った次第である。



以前の記念碑。高さ2メートル余の四角の木柱とその横に公の略歴を示した立札があるのみという極めて殺風景なものである。

 柱には「良仙院一誉昌道寂心大信士」の法名と元和3年7月20日没(行年73歳)と書かれている。