折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

興奮と感動と~新日本フィル「なるほど!ウイークエンドコンサート」

2014-03-23 | 音楽
3月度のクラシックコンサートに行って来た。

いつものメンバーである幼なじみたちとは都合が合わず、今回のメンバーは、オーディオ談笑会のメンバーのKさん、Mさん、そして愚弟の4人である。

このメンバーだとコンサートが終わると決まってビールを飲みながらコンサートの感想を含め諸々の話で盛り上がる。

そんな話の中から、今回のコンサートの感想を会話風にまとめてみた。

― 今回のコンサートは、<はじめましてオーケストラ!あらためましてオーケストラ!>というタイトルからもわかるように、クラシック音楽に親しんでもらおうという企画のもとに開かれたコンサートだけに、さまざまな趣向が凝らされていて楽しかった。

― 料金も2千円と格安でありながら、演奏は新日本フィル、指揮は下野竜也さんと我が国の一流どころの出演、何とも贅沢なコンサートだった。

― しかも、下野さんが楽曲の解説までしてくれるという至れり尽くせりのサービスだった。

― ベートーヴェンの有名な交響曲第5番『運命』の聴きどころやポイントを実際にオーケストラに演奏させて解説してくれたので、わかりやすかった。

― その本番の演奏だけど、やはり『運命』が素晴らしかった。

― 下野さんの指揮と新日本フィルの演奏が一体となって、まさに「火の玉」のような迫力に満ちた演奏でその熱演にぐいぐい引き込まれてしまった。

― 第1楽章が終わった所で、一部のお客さんから拍手が起こったね。

― あの場面での拍手は、通常はしないのが常識なんだろうが、あの演奏を聴けば思わず拍手したくなると思う。その気持ちはよくわかる、そんな演奏だったね。

― 下野さん自身が解説で個人的には第2楽章が好きだと言っていたけど、その第2楽章は思い入れがこもっていて感動した。

― CDで色々聴いているけど、今回の下野さんの演奏は出色の演奏だったと思うよ。

― 3楽章から4楽章の演奏も神懸かりのような演奏で、まさに『一期一会』の演奏とはあのような演奏をいうのだろうね。

― 生演奏でしか味わうことのできない貴重な「瞬間」に立ちあうことができて幸せだった。

― 確かに、下野さんの小柄ながら豆タンクのような体からオーラがほとばしり出ているようで、息をつめて聴き入ってしまった。

― 指揮をする下野さんを見て、ここまで感動を与えてくれる人間って本当に凄いと、神々しさを感じたね

― こう言うコンサートが頻繁に行われれば、クラシックファンももっともっと増えるだろうと思ったね。

― その意味でも、今回のコンサートは大成功だったんだろうね。





はじめましてオーケストラ!あらためましてオーケストラ! 
第2回 なるほど!ウイークエンドコンサート  プログラム


ベートーヴェン

歌劇『フィデリオ」序曲
ロマンス第2番へ長調
交響曲第5番ハ短調『運命』

指揮・お話し 下野竜也
ヴァイオリン 崔文洙(新日本フィル・ソロ・コンサートマスター)
管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団