折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL253~炎天下の草取り

2013-08-27 | 写真&俳句
炎天下の農作業は重労働だ。


炎天下     この一手間(ひとてま)と     草を取り


図書館に本を借りに行った帰り、黒目川に寄り道した。

朝晩はめっきりと涼しくなったとは言うものの、日中の日差しはまだまだ厳しい。

そんな炎天下、農家の一家がネギの植わった畑で黙々と農作業をしていた。

畝に生えた雑草を一本一本、根気よく丁寧に引き抜いて腰に吊り下げた篭の中に入れるその作業は、地味で単調でその上、中腰での作業のため、見ていていかにも辛そうであるが、良いネギを収穫するためにはこの「一手間(ひとてま)」が大切なんだよ、とその背中が教えてくれているように見えた次第である。