折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL21~「冬桜」

2011-11-01 | 写真&俳句
   何故かわからないが、同じ桜の木なのにまだらに花をつけている冬桜。


冬桜     なぜかまだらに     咲きにけり


愛犬のパールとの朝の散歩道である黒目川遊歩道のすぐ横に1本の小さな冬桜の木がある。

今、花が咲いて見頃である。

その花弁は春の桜に比べてとても小さく、色はちょっとピンクがかってとても可憐な感じである。

と言っても、上掲の写真でもわかるとおり、この桜の木、幹が4本に枝分かれしていて、花が咲いているのはこのうち2本の枝で、しかも、そこからさらに小さく枝分かれしたところだけに花をつけているのである。


まるで細い枝を好むかのように咲いている冬桜。丁度、今が見頃である。       

青い葉っぱを、まだいっぱいつけている大きな枝には、一輪も咲いていず、これから先もこの枝に花は咲きそうもない。

1本の木の4分の1程度の場所に言わば、「まだら」に花が咲いているのである。

そこで、同じ木なのにどうしてこうも極端に「まだら」に咲くのだろう、不思議だなと思った次第である。

          花びらは、ピンク色でとても可憐な佇まいを感じる。