折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

後に続く人へのメッセージになれば・・・~居合道昇段審査会②

2010-10-04 | 武道
居合道昇段審査会が終わって1日が過ぎた。

それまでは、不安や迷い、プレッシャーなどで心休まることがない日々であったが、『四段合格』という嬉しい結果に、今、プレッシャーから解き放たれ、胸のつかえが下りたような、何とも言えぬ安堵感に浸っている。


 
昇段審査会での演武 中央が小生。


居合を始めて7年が過ぎた。

居合をやる以上は、『四段』は是非取りなさいよ、と先輩の皆さん方からよく言われる。

居合を志す者にとって、『四段』は一つの目標である。

勿論、小生にとっても大きな目標であるが、それだけに、『四段』は高く、大きく聳えている壁である。

四段に合格すべく町の居合道場に通って教えを受けたりして、四段合格に向けての対策をぬかりなく行っている人が多いと言うことも良く耳にする。

そんな中、小生には、四段受験に際して心に決めていたことがあった。

それは、日々の稽古を積み重ねること以外は四段合格のために特別なことはしないということであり、三段取得から3年経過し、四段受験の資格を得た昨年以来一貫してこの方針で臨んできた。

昨年の初チャレンジは、力不足ということもあって不合格であったが、今回幸いなことに、この自分流のやり方で、何とか『四段』の壁をクリア―することができた。

それだけに、今回の合格が『今までのような練習スタイルで果たして、高段位に合格できるのだろうか』と、不安になったり、悩んだりしていた、わが仲間たちに『これまで通り、ひたすら日々の稽古に精進すれば、特別なことをしなくても合格できるよ』という一つのメッセージを伝えることになったのなら、それは、それで意味のあることであり、これに勝る喜びはないと思っている次第である。