折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

「後期高齢」家屋の悲哀~「金食い虫」に戦々恐々

2009-09-15 | 日常生活
               
               リフレッシュ
               青々とした新しい畳、その特有なにおいが部屋に満ちて、清々しい気分に
               畳の発注は、「抜刀」の巻藁作りの時にお世話になった近所の畳屋さんにお願いし
               た。


修繕して数年もたっていない我が家の屋根に『キノコ』が生え、それが原因で雨漏りしてしまい、その修繕は無償だったが、その際、併せて住宅のあちこち手入れをしたため思わぬ費用がかかってしまったことについて本ブログで紹介した。

そのブログの中で、

人間も年をとると、あちこちガタが来るが、建物も事情は全く同じで、長年住み慣れた、愛着のある我が家であるが、何せ、築30年になんなんとする安普請の建売の家である。

耐用年数が来た家=『後期高齢』家屋があちこち傷んでくるのは必然である。

正直言ってこれから先、始末に負えない『金食い虫』になってくることは避けられそうもない。

と書いた。

それから1年余。

その『金食い虫』がまたぞろ動き出した。

今度は、二部屋ある和室の畳である。
畳を換えてから、かれこれ6~7年になろうか、こちらもそろそろ耐用年数がきている。

特に2階の和室は、太陽がまともに当たる上、孫のKちゃんの遊び場になっているため、特に痛みが激しい。

実はこの畳の取替については、1年前の修繕の時に新しくすることを検討したのだが、予算の都合等もあり「先送り」してきたという経緯がある。

  
特に痛みが激しい2階の和室             埃をかぶっている書籍類の整理整頓には大変な労力
                               を要した。(この写真はほんの一部)  

しかし、先送りすれば、それだけ「劣化」が進む訳で、結局は1年少々で取替を行う仕儀となった。

痛い出費ではあるが、これ以上放置しておく猶予はない判断した次第である。


今回は畳であったが、次は何か。

あちらを直せば今度はこちらとばかり、修理、修繕との「イタチ」ごっこ。

幾つかある修理、修繕の中で緊急度を勘案すれば、それ以外のものはどうしても「先送り」せざるを得ない。そして、時間が経つとこの先送りしたものが今度は緊急のものとなる。この言わば「容赦のない」繰り返しが続く。

これが耐用年数の来た家=『後期高齢』家屋の現実であり、宿命であることを痛感する。

そして、これからもずっとこの「金食い虫」と付き合っていくことになるのかと思うと戦々恐々である。