折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

続・喜びそして感謝の日

2006-10-03 | 家族・母・兄弟
10月1日午後5時過ぎ、居合の昇段審査会を終って急ぎ産院に向かう。

産院のナース・ステーション。

そこに、生まれたばかりの我が子を胸に抱いて、涙を流している娘の姿があった。

その瞬間、「ああ、娘は『母親』になったのだ」と実感した。

それを、目の当たりにして小生も胸にジーンとこみ上げてくるものがあり、「よかったね」と言葉をかけるのがやっとであった。

隣で、夫のM君がしきりに鼻をすすり上げている。(今日は朝から鼻水が出てるんですよ、と強弁していたが・・・・。)

出産に立会い、それこそ「産みの苦しみ」の時間を共有した彼は、感動の涙を流したと言う。

「感動っすヨ」と若者言葉で短く表現したが、強烈な体験であったに違いない、興奮冷めやらぬ体である。

小生にとっては、「感謝」であるが、彼にとっては、まさに「感動」であったに違いない。

そして、新しい生命を授かるとは、こんなにも人を素直にやさしく、そして、神々しいまでに厳かにさせるものかと、心から感動すると同時に、「親子」、「夫婦」の「絆」について、認識を新たにした。