ブルーベリー狂想曲

岩手県紫波郡という寒冷地でノーザンハイブッシュを中心としたブルーベリーを育てています。

柔らかい枝の品種は育てたくない

2011-06-25 | ブルーチップ、ヘンダー
タイトルは私の心境(笑
枝が柔らかい場合、支柱等に枝を結んで垂れ下がらないようにしないと場所がかさんで邪魔になります。
今、私が困っている品種を記載しますと・・・

・ブルーレイ
・サミット
・エチョータ
・レカ
・ブルーチップ
・コビル
・ミスティ


エチョータは細枝が多いのでそれほど枝が柔らかくなくても垂れ下がりますし、レカは実が沢山生るので重いだけかもしれませんが、困っている事に変わりはないので。

(これは柔らか過ぎでしょ~)って感じるのはサミット。
とにかく垂れ下がるよ(笑


私が栽培しているメインの鉢は、見た目重視のバレンシアポットです。
バレンシアポットは鉢の形状が【円柱】ではなく、【逆円錐】(底辺の直径と上辺の直径に大分差があると言いたい)なので支柱を隅に刺して枝を誘引、という補修が面倒です。
その点ファーマーズポットやディーポットは円柱鉢なので支柱を使いやすい
サミットは将来ファーマーズポットに植え替えが必要な品種ですね。



↑大関産のブルーチップです。
数年前までは調子が悪かったのですが、昨年あたりから調子を取り戻し、グングン育っています。
今年は結構実を生らせました。

去年はそれほど収穫できませんでした(数十粒)が、言われているほど酸っぱくありませんでした。完熟で収穫出来たのかな?
味は良いと思います。

この品種も枝が柔らかいです。
細枝だけが柔らかいならともかく、木質部でさえ柔らかいうちだけですか
ブルークロップと真正面から戦える品種らしいですが、趣味の鉢栽培では戦えませんね(笑



↑レイトブルーです。
これまたあまり人気無い品種ですね。
レイトブルーは枝が硬いです。ただちょっと開帳性かな?惜しい



最近は栽培選定の基準に【育て易さ】を重視するようになってきました。
鉢数が多過ぎて1本1本に愛情の全てを注げないこと、注げない場合100%のパフォーマンスが発揮されないことがあることが理由です。

私の求める育て易さとは、【強健である】【直立性である】【枝質が硬い】【結実率が良い】【短果枝が出やすい】です。
これに大粒で美味しければ言うこと無い訳です。

今のところ上記全てが当てはまりそうな品種はデュークだけです。
そのデュークも風味に関してはネガティブな情報を耳にします。難しいものです。


あ~あ

2011-06-25 | ブルーチップ、ヘンダー
ちくしょう
一生懸命美味しさをアピールしているブルージェイの大関ナーセリーでの人気は、☆1つだったぜぃ
こんばんわ、ちけぞうです。


やはり中粒は人気無いですね。
大粒の方がボリュームあって美味しそうに見えるもんなぁ。
今年の大関の新品種も中粒~大粒って書いてましたが、やはり手を出そうと思い難いんですよね。
サファイアは育てたい思いますが、パテント品種だけにハズレだった時の処分が行えないのが怖い・・・。



↑17号バレンシアポットのヘンダーです。
大関のカタログに載ってるペンダーは【半直立性】と書いてますが、私のヘンダーは【直立性】ですので、きっと違う品種だ、うん



↑夜だし比較するもの無いしで分かり辛いでしょうが、実は小さいです。
せめて大粒だったら少しは人気出ただろうに・・・。


ちなみに。今年のチャンドラーは凄い事になってます
ヌイよりもボリュームのある実が沢山生る様は、観賞に値します。
去年食べた味は良かったのでかなり期待してますよ~

そのうち写真載せますね

梅雨入り

2011-06-23 | ブルーゴールド、ダロー
東北地方も梅雨入りしたようで、本日は朝から雨です。
こんばんわ、ちけぞうです。


朝、震度5弱の地震がありました。
正直(大したことないな~)思ったので通常通り(気持ち早めに)出社。
そしたら「震度5以上は早く本部に来るルールになってるだろ」って怒られました。

3.11の余震では何度も震度5弱を記録して、「もう震度5弱レベルじゃなんとも思わないね~」なんて話してたのは既に過去。
慣れた頃が一番危ないと言います。
今回の件を反省し、次回以降はルールに従って動こう


さてブルーベリー。
梅雨入り直前にネット張り完了しました。



↑1人じゃ大変かな~とIさんに連絡しよう思いましたが、針金使ったら簡単に出来た
網の中に入りきれないブルベリはヒヨドリに差し上げます。大事に育てている大株の実は食べないで下さい


も一つ。ブルーゴールドの紹介。

↑それほど大株ではないのですが、結実率、粒揃いとも良く“お気に入り”になる可能性の高い品種です。



↑しかし・・・開帳性
元々“あまり大きくならない”という謳い文句ですので、これは仕方ないか
枝は固めです。実が生ったからといって枝が激しくしなることはありません。
これはエチョータ、サミット、ブルーレイ等の柔らか枝と比較してメリットと言えます。


こんな品種を鉢栽培で育てよう思ったら、誘引が必須になります。
細かい枝はどんどん切り落とし、とにかく樹高を高くすることに心血を注ぎます。
ある程度大きくなれば、そこから発生する短果枝に実を生らせれば、省スペースでの栽培が可能となります。


ちなみにそんな高等テクニック、私もまだ持ち合わせていません(写真を見れば分かるか
7号のブルーゴールドがあるので、そちらで理想の樹形を目指してチャレンジしてみます。
(そんなん面倒や~)思う人は、ハンナチョイスやペンダーを栽培しましょう






サザン系へのこだわり

2011-06-22 | サザンハイブッシュ
昨日の閲覧数が2,000を超えました。
こんばんわ、ちけぞうです。


理由は分かりませんが、「被災証明書」という文言入れたからかもしれません。
ブルベリ普及の為に、しばらくは記事に「被災証明書」の文言入れよう思います(嘘です)。


さてブルーベリー。
今年はかなりサザン系を食すことが出来ます。
・リベイル
・オニール
・サミット
・ブラッデン
・ミスティ
・ガルフコースト


昨年はオニール食べることが出来ましたが、とっても美味しかった
・・・去年食べたブルベリは、ほとんどが美味しかったのですが


私はサザンハイブッシュ系に一種の【憧れ】を持って育てています。
まず新品種の登場ペースですが、サザン系とノーザン系と比較すると、圧倒的にサザン系の方が多い
そして、なんとなくですがサザン系の方が“今まで味わったことのない芳香な香りと上質な味わい”に出会える気がするのです。
その“未知との遭遇”を信じて、私はサザン系を栽培し続けているのです。


それは、九州や四国など関東以西の方々が接木までしてノーザン系を食べようとするのと一緒だと思います。
(現に私もノーザン系台木にサザン系を接いでます)


ただ、現実を見るとやはり適地ではないのか、実があまり大きくなりません。
極早生と言われる品種も、アーリーブルーより早いということはありません。



↑リベイル。小さい。



↑ブラッデン。小さい。



↑サミット。まずまず。



↑ミスティ。小さい。



↑ガルフコースト。良い感じ


あくまで見た感じですが、サミット、ガルフコーストは当地でもやれそうな印象です。
その他の品種は、きっとパフォーマンスが落ちると思います。

ま、それでも良いのです

他のブルベリ仲間と「ブラッデンの味はああだ」「リベイルの味はこうだ」という会話に加わりたいだけなのです。
そして、その割に他の方々のブログに全くコメントを残さない私は人間失格なのです



被災証明貰ったよ

2011-06-21 | イチゴ、その他果樹
本日被災証明書を受け取りました。
こんにちわ、ちけぞうです。


申請から受け取りまで3分ほど。本当に簡単です。
これで高速道路に1年間無料で乗る事が出来ます。
民主党が言ってた「高速道路の無料化」が実現した訳です


せっかくある制度だから利用しました。
ただ、この制度が被災者の為になるかどうかは、私には分かりません。
沿岸地域から有料高速道路まではおおよそ70~100km離れています(岩手県の場合)。
ほとんど被災していない私達の為にあるような制度です。
う~ん

子供手当ての廃止が叫ばれています。
でも子供のいる親に聞くと、必ず「欲しい」と言います。
ばら撒きだなんて思いません。貰えると助かります。



さてブルーベリー・・・ではなくさくらんぼ。
今年は今までよりも実を多く生らせた為、網を掛けませんでした。
結果、半分はヒヨドリに食べられちゃいました




↑紅秀峰は今年初収穫だったのであみを掛けました。
味は・・・佐藤錦よりも実が固くて、とっても美味しいです


さくらんぼの収穫ときたら次はいよいよ・・・ブルーベリーですね


あと10日ほどで

2011-06-19 | エチョータ、ネルソン
あと10日ほどでブルベリが色付いてくると思われます。
こんばんわ、ちけぞうです。


昨年は例年に無く春が寒くて(何十年に一度の冷夏到来と春に騒がれた位)、開花が遅れました。
結果、実が色付いたのは6月28日頃。

今年も春先はかなり寒く、開花は去年とそれほど変わっていません。
ですので色付き始めは6月25日~30日辺りと考えています。

今年の天気はどうなんでしょうね
去年はまれにみる晴天続きで、本当に美味しいブルベリを食べることが出来ました
ご存知の通り、ブルベリは品種間での味の差異がそれほど無い果物です。
美味しくなるか水っぽくなるかは、天候に左右される部分が大きい
雨がなかなか降らないので、水不足にならない程度に降りつつも、太陽が沢山顔を出してくれれば良いなぁと思っています。


さてブルーベリー。
こちらの苗はエチョータの予備苗。
エース苗は120L鉢で大量に実を生らせているので動かすことが出来ません



↑17号バレンシアポットで育てています。
エチョータの欠点は驚くほどの開帳性です。枝質はそれほど柔らかい訳ではありませんが、やはり実を沢山生らすとしなります。



↑少々強引に矯正しました。
少しでも実を高い場所に持って行き、陽に当てる作戦です。



↑こんな感じで実が膨らんできてます
あと2週間程度かな・・・。

HPも更新してます

2011-06-17 | オーストラリア品種
HPも時々更新してます。
こんばんわ、ちけぞうです。


主に写真部分の更新かな。
ブログにはUPしてない写真も載せてる時があります。

お気に入り品種はそこそこの頻度で更新しますよ
逆に放置気味の品種は・・・
ブルベリ達が色付く頃が一番更新頻度高くなると思います。
逆に秋~冬はほぼ放置です。
誰もリンクしていない寂しいHPですが、興味あったら覗いてみて下さいね~


さてブルーベリー。
結実率ほどではありませんが、粒揃いの良し悪しも重要な情報だと思います。



↑デニース。
毎年言ってる事ですのでもう気になりません



キャラチョイスとハンナチョイスは別物

2011-06-12 | キャラ、ハンナチョイス
キャラチョイスとハンナチョイスは名前が似ている為か、どうも似たような品種と捉えがちだ。
こんにちわ、ちけぞうです。


でも品種特性は全く違います。
ただ単に「カーラさん」と「ハンナさん」が選らんだだけでこんな名前が付いたんだと思われます。





↑上の写真は「キャラチョイス」、下の写真は「ハンナチョイス」。
分かりますよね。幼苗から全く違う動きをします。

キャラチョイスはブッシュ状に育ちます。
はっきり言って、剪定とかきちんとしないと育て難いイメージです。

対するハンナチョイスは超直立性と言っても過言ではありません。
これは幼苗の際、本当に育て易い
大きくなったときに短果枝が出難くなる可能性はあります。





↑上の写真は「キャラチョイス」、下の写真は「ハンナチョイス」。
キャラチョイスはエメラルドグリーン色と言いますか・・・ちょっとくすんだ色なんですよね。
対するハンナチョイスは明るい黄緑色。
大きさも今時期はハンナチョイスに軍配が上がります。

成長の速さも違います。
ハンナチョイスの方が断然良いです。
キャラチョイスは成長の遅さが気になります。

株の強さも違います。
キャラチョイスは何本育てても未だに不調になった苗が1本もありません。恐らく強健品種でしょう。
ハンナチョイスは弱いと思っていましたが、1本抜かせば順調に育ってます。普通と言った感じでしょうか。


今から家庭園芸でブルベリを育てようと思ってる人がおりましたら、迷わず「ハンナチョイス」を薦めます
やはり手のかからない品種は素晴らしいです。
味に関しても完熟を待たないといけないキャラチョイスは栽培者を選ぶと思います(完熟果は美味しいけど)。

参考にしてみては