(2014-01-09追記:その後プログラムが改良され、若干内容が変わっています。→こちら)
Mac用のADBキーボードをマイコンでUSBに変換する話です。

いつも前口上が長いので、結論から書きますと
「ADB to USB keyboard converter for Teensyがダ・ヴィンチ32U with Arduino Bootloaderで動いた」。
というかTeensyもダ・ヴィンチも同じチップatmega32u4なので、当然といえば当然なのですが。
しかしマイコンというものにほとんど縁無く過ごしてきた自分としては、ここまで来るだけでどえらい苦労。
おかげで今、静かな達成感に満たされております。
そもそもの始まりは、キーボードの買い換えを考えたこと。
昔はどんなキーボードでもガガガガと力任せに打ち込んでいったものですが、近頃は歳のせいか少し固めのキータッチだとタイプミスが増えるようになりました。
それでいろいろ見ていたものの千円台の予算では結局決まらず(当たり前?)、何となくネットで情報を漁っていたら昔のMacのがなかなか良いですと。
ADBポートをUSBに変換すれば、PCにでもつながるという訳です。
─そうか。
ウチにもApple Extended Keyboard II(M3501)ならしまい込んだのがあるし。
アレを活用するのも面白いかも。
ただ変換アダプタ(iMateとかREUDOとか)はもうあまり出回っておらず、あっても数千円の値付け。
何が何でもADBキーボード、とこだわっているわけではないので、どうも二の足を踏みます。
では変換器の自作は可能なのか。
探し始めていきなり目に入ったのが「古いADBなAppleキーボードを今のMacにつなぐコンバータ」。
これが冒頭でご紹介した、Teensyというワンボード・マイコン用のプログラムでした。
殊勝な方がフリーウェアとして公開しているっぽい。
そして近頃のマイコンはUSBでPCにつないだら、それだけでプログラムを書き込めてしまうらしい。
そんなにお手軽ならやってみてもいいかな?と、そのTeensyの情報を見てみると、残念ながら海外通販にしかないようで。
海外取引もやってみれば簡単なのかも知れませんが、何となく二の足を踏みます。
しかし誰かがコメントしているのをどこかで見たのです。
「da vinciでやってみようかな」
とか書かれていたのを。
調べてみたら、Da Vinci32Uとは国内ストロベリーリナックス社の製品で、通販もあり本体1,260円、送料400円。
これならようやく気軽に手が出せます。
ちなみに規格についても調べると、要するにArduinoという規格に準じて各社が製造しているので、そこそこ互換性らしきものがあるらしい。
(後から思うとそんな曖昧な理解でよく手を出したなと思いますが…)
まぁ冒頭で触れたように、どちらもチップ自体は同じだし、回路図を比較しても各ポートの名称・機能も同じようだし、相違点はボード上LEDの接続ポートくらい。
それなら同じプログラムが走ったっていいんじゃね?とシンプルに考えて注文。
ArduinoとATMEL、2種類のブートローダが用意されていますが、選んだのは何となくとっつきやすそうに思えたArduino版。
…ひょっとするとこれが後々の面倒の原因だったのか?
(毎度のことながら簡潔にまとまらないのでつづく)
Mac用のADBキーボードをマイコンでUSBに変換する話です。

いつも前口上が長いので、結論から書きますと
「ADB to USB keyboard converter for Teensyがダ・ヴィンチ32U with Arduino Bootloaderで動いた」。
というかTeensyもダ・ヴィンチも同じチップatmega32u4なので、当然といえば当然なのですが。
しかしマイコンというものにほとんど縁無く過ごしてきた自分としては、ここまで来るだけでどえらい苦労。
おかげで今、静かな達成感に満たされております。
そもそもの始まりは、キーボードの買い換えを考えたこと。
昔はどんなキーボードでもガガガガと力任せに打ち込んでいったものですが、近頃は歳のせいか少し固めのキータッチだとタイプミスが増えるようになりました。
それでいろいろ見ていたものの千円台の予算では結局決まらず(当たり前?)、何となくネットで情報を漁っていたら昔のMacのがなかなか良いですと。
ADBポートをUSBに変換すれば、PCにでもつながるという訳です。
─そうか。
ウチにもApple Extended Keyboard II(M3501)ならしまい込んだのがあるし。
アレを活用するのも面白いかも。
ただ変換アダプタ(iMateとかREUDOとか)はもうあまり出回っておらず、あっても数千円の値付け。
何が何でもADBキーボード、とこだわっているわけではないので、どうも二の足を踏みます。
では変換器の自作は可能なのか。
探し始めていきなり目に入ったのが「古いADBなAppleキーボードを今のMacにつなぐコンバータ」。
これが冒頭でご紹介した、Teensyというワンボード・マイコン用のプログラムでした。
殊勝な方がフリーウェアとして公開しているっぽい。
そして近頃のマイコンはUSBでPCにつないだら、それだけでプログラムを書き込めてしまうらしい。
そんなにお手軽ならやってみてもいいかな?と、そのTeensyの情報を見てみると、残念ながら海外通販にしかないようで。
海外取引もやってみれば簡単なのかも知れませんが、何となく二の足を踏みます。
しかし誰かがコメントしているのをどこかで見たのです。
「da vinciでやってみようかな」
とか書かれていたのを。
調べてみたら、Da Vinci32Uとは国内ストロベリーリナックス社の製品で、通販もあり本体1,260円、送料400円。
これならようやく気軽に手が出せます。
ちなみに規格についても調べると、要するにArduinoという規格に準じて各社が製造しているので、そこそこ互換性らしきものがあるらしい。
(後から思うとそんな曖昧な理解でよく手を出したなと思いますが…)
まぁ冒頭で触れたように、どちらもチップ自体は同じだし、回路図を比較しても各ポートの名称・機能も同じようだし、相違点はボード上LEDの接続ポートくらい。
それなら同じプログラムが走ったっていいんじゃね?とシンプルに考えて注文。
ArduinoとATMEL、2種類のブートローダが用意されていますが、選んだのは何となくとっつきやすそうに思えたArduino版。
…ひょっとするとこれが後々の面倒の原因だったのか?
(毎度のことながら簡潔にまとまらないのでつづく)