元ノラ空(クー)ちゃん旅日記

元ノラわんの空ちゃんが、ご主人様と旅に出ました
風の吹くまま気の向くまま、のんびりうろうろどこまでも

お日様のぬくもり 楽しんでたのに

2013年01月30日 | 

 「 ご主人様~ぁ 何かいる いる 」

 「 空ちゃ~ん またぁ ? 」

 「 ほら こっちだよ こっち 」

 「 引っ張らないの 待って 待って 」

 「 ここにぃ ?  モグラさんのおうちね  でも もう 逃げてしまっていないよ きっと 」

ご主人様が 油断した隙を突いて  僕はアタックしたんだ

 「 逃がさないぞ オラ オラ 」 

 「 やったぜ  ゲット 」

ご主人様は  慌てて モグラを 地面に戻した

 「 えー せっかく とったのにぃ 」 

あっという間に  潜っていっちゃったじゃないかよ

 「 良かった まだ生きてた 」

 「 チェ うまそうな 奴だったのに 」 

僕は むりやり引っ張られて  モグラ穴から離された

とっても残念だったよ 

 「 ノラだった頃 空ちゃんは モグラなんかを 食べてたのかなぁ 」

 

                                   

 「 モグラさん 日向ぼっこのじゃまして ごめんね 」

 「 今度は 絶対に 食ってやるからな 」

 


-7℃

2013年01月27日 | 

 「 空ちゃ~ん ちょっと待って    すごい霜柱だよ 」

この冬一番の 寒い朝  -7℃まで 下がったんだって 

10㎝ 以上ある  立派な霜柱ができました

 「 空ちゃん そこに じっとしてて    記念写真撮ろう 」

僕は 言われたとおりに じっと我慢して座ってた    家ワンのつらさ

我慢の後は まだ雪の残る山道を  元気良く歩きました 

 


ジャングル退治

2013年01月24日 | 

 もう一月ぐらい 前の話なんだけど

                   

 

僕は 何を しているんでしょ~か 

お庭の シンボルツリー   『 甲州百目柿 』 

 天高く そびえていた 

丸坊主に なったんだよ  

 反対から見ても

スッカラカランに  なった 

他にも 梅とか  夏椿とか  10本ぐらい    思いっきり 切ったから

 僕のお庭は 枝で いっぱいになった

 

 

 

僕は  邪魔だからって  離れたところに  繋がれた

 「 早く終わらないかな~ぁ 」 って 待ってるんだよ  


寒の雪

2013年01月15日 | 

爆弾低気圧が  大雪を降らせた

 雨ニモ負ケズ  雪ニモ負ケズ 僕はお散歩

 

 

 

 

 お気に入りの 枯れ葉の中で  まったりと 夜を迎えた

まだ  雪が  ちらほらと

次の朝は  キラキラの  お日様

 お庭の モミジの枝も  キラキラ 

東カラ  素敵ナ(♀)香リガスレバ 待ッテイロ ト 走リ

西ニ 可愛イ(♀)姿ガミエレバ  僕ハ 此処ニイル ト 呼ビカケル 

使命感を秘めて  僕は キリッと  お散歩に 出かける

今日の出逢いは おすましの  雪だるまちゃん だった

 「 ほ~ら  向こうに 幸せが見えるよ 」


アラウンド・ザ・ワールド

2013年01月12日 | 

 ご主人様 &  お友達が  僕の庭でお茶してたら

 「 ハロー こんにちは 」 にこやかに 声をかけてきたのは

僕が初めて見た  外国の人だった

 「 ノー ジャパニーズ 」

 「 おい おい 日本を旅するんなら 日本語喋れよ 」

ご主人様が  お茶を勧めたら 二つ返事で  「 イエース コーフィー プリーズ 」 

出してあった お茶菓子を  バクバク食べるので  「 お腹すいてるの ? 」って きいたら

 「 ノー ランチ 」 …… どうも お昼ご飯を食べてないみたい 午後3時を回っているのに

ご主人様は あり合わせの 牛丼もどきを作って 提供

 お父さんが アゼルバイジャン人  お母さんが ポーランド人  住まいはイランにある

北海道から 沖縄に向かって  自転車旅行をしている  テント泊

日本の次は  ニュージーランド  それから 次の冬の前に  カナダに行く予定

長野がとっても寒くて  ( 当たり前だよね 一番寒い季節だもの )  風邪を引いたんだって

 「 グッド ラック 」   「 バイバイ 」

おミカンを 3個持って  出発          良い旅をね


まつ …… その後

2013年01月11日 | 

藪の中で 助けを待っていた  『 まつ 』君

 奇跡的な出逢いから 10日が経った

どうしてるかなぁ  ご主人様が 様子を見に行ったんだ

いたいた いました  犬舎の中で お友達の犬たちと一緒だった

 「 まつ君 もう大丈夫なの  」

まつ君は  ご主人様を 覚えてたみたい

すぐに寄ってきて  手を ペロペロ   舐めたって

まだ ちょっと 足を引きずって 歩いてるけど  とっても元気そう

お目々も 力が出てきているね    めでたし めでたし 


まつ

2013年01月04日 | 

12月31日  大晦日のことだった

  富士山も きれいに見えて 

 「 明日の初日の出 きっと きれいね 」

 「 ワン ワン ワン 」 

2012年   最後の お山散歩  帰り道 

 「 空ちゃん どうしたの 」

 「 ご主人様ぁ なんか 気配がする 」

 「 あっちだよ あっち 」 

 「 どこ どこ 」 

 「 ほら あそこ あそこ 」

 「 ほんどだ 何かいる 」

 「 タヌキかな ハクビシンかな アライグマかな 」

…… こんなに 人や犬の気配があるのに 逃げないの おかしい

…… 怪我してるのかな  もう死にそうなのかな

生き物が困っているのを見ると  放っておけないご主人様だった 

僕を近くの木に繋いで  近寄っていったんだよ

 「 どうしたの  動けないの  お水あげるよ  ドッグフードもあるよ 」

…… 近づいて 噛まれるかもしれない 飛びつかれたらどうしよう

怖いけど 放っておけない         おそるおそる 近づいた

 

 「 怖くないよ どうしたの  動けないの 」

 

 「 あ … 犬だ まだ 子ども 」

 「 どうしたの 迷ったの  捨てられたの  」

 「 空ちゃ~ん ワンちゃんだったよ まだ ちっちゃい 」 

ビーグルの 子どもでした

 

最初は きょとんとしてたけど ご主人様のあげた水を飲んで

手のひらに乗せたドッグフードを 貪るように食べて

だけど 動かない 

 

抱っこして 山を降ろすしかない そう思って 抱き上げようとしたら

お腹が 2カ所 裂けていました 

 イノシシにでも やられたようす  抱っこして降りられない

 

 ビーグルなら 猟犬かもしれない 

    狩猟をしている知り合いに 探している人がいないか聞いてもらおう

 連れて帰ったら 獣医さんにすぐ手術してもらわないと

    年末年始に 診察してくれる獣医さんを探さないと

 

ご主人様が  運ぶかごを とりに戻っていると

飼い主が 見つかったという 連絡が入った 

もう一度 山に戻ると  飼い主に抱っこされて ほっとしたようなビーグルがいた

 名前は 『 まつ 』  君 だって いなくなって 一週間 よく見つかったって 言ってた

 『 元気になって 立派な猟犬になるんだよ 』  ご主人様は エールを送ったんだ

1年の 締めくくりと 始まりの時に  すばらしい出来事があった  僕たちは うれしかったよ

 


謹賀新年 (^^)/

2013年01月03日 | 

新しい年が明けて  まだ あんまり 眠っていない時  起こされた

5時頃だった   月明かりの中  お山に登ったんだよ

だんだん  明るくなってきて    富士山も 見え始めた

今年は 残念ながら    東に 雲があって 

紅富士も   初日の出も   見られなかったんだ

 すごい霜だった   寒いわけさ

 

               

     

初日に  ライトアップ してもらって    ご挨拶

 

 

          お詫び  暗い中で撮った写真 ぼけぼけですが

               雰囲気を お酌み取りくださいませ