＜パリを魅了した江戸の華＞
「北斎・写楽・歌麿＞
「フランス国立ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展」
が催されている大阪美術館に行って来ました。
写楽の作品は役者絵が多いのですが、顔がアップで表現されていて役者の大胆な
表情が楽しめました、其れに色が落ちていて「かすれ」が余計に凄さを感じさせました。
歌麿の美人画は色も綺麗に残っていて当時の女性の艶やかさ、奔放さが際立っていました。
北斎の風景画は青色が鮮やかに残っていて斬新な感じがしました。
牡丹に蝶、檜扇、芙蓉に雀、朝顔に蛙、桔梗にとんぼ、百合・・
色も綺麗に残っていて、版画の技術の素晴らしに、現代の日本の物作りの原点を観た思いがしました。
世界に誇れる版画の技術を沢山の人に継承して貰いたいですね。
上の3番目の写真は「北斎」の肉筆画の掛け軸です。
ギメ美術館所蔵の「龍図」と太田記念美術館所蔵の「虎図」とが対幅で有る事がわかり
100年振りに再会し今回世界で初公開されました。
分厚い作品集と、木彫りの「フクロウ」の根付を買って来ました。
昨年の夏にも京都で浮世絵展が開催されたのですが・・
途中で具合が悪くなり行けなくて残念な思いをしました。
今年は、やっと行けました。
