奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

三輪遺跡

2008年02月10日 | 遺跡
 石器時代から弥生時代に架けての複合遺跡です 撮影日;2008.1.22

 初瀬川の右岸、標高80m前後の三輪山山麓に位置する西南面の台地
 天理教敷島大教会や三輪小学校の敷地、大神神社の山裾から馬場に至る広範囲にわたる一帯が遺跡とされています

 大正から昭和初め頃に、吉田宇太郎・樋□清之氏によって
 「三輪町の石器時代遺跡」等として、学界に紹介されていました

 採集された縄文土器は、後期の磨消縄文土器が多く
 注口土器や口縁部に凸帯を貼りつけ刻目を入れた晩期の土器が主流です

 伴出している石器類には、サヌカイト製の石鏃・石槍・石匙などがあります

★所在地;桜井市金屋・薬師堂・高宮・馬場
★交通;JR三輪駅より 徒歩5分
★駐車場;有りません
★問合せ;0744-42-9111(桜井市観光課)

 弥生土器の出土することでも知られています
 壷形、甕形、鉢形、高杯、器台などがあり、櫛描きの平行線文、波状文、簾状文斜格子目文を施文した中期の土器が多い
 また底部に穿孔のある甑(こしき)形土器や箆(へら)描きの記号を付したもの、底部に木葉のみられるものなどもみられるそうです
 伴出する石器で弥生期のものとして、磨製の右斧、石庖丁、紡錘車などがある

 参考;遺跡概要