2022年7月30日付のYahooトピックに、教員多忙の記事が出ています。
先生はスーパーマンじゃない。――なぜ、学校はすごく忙しくなったのか?
このブログでも教員の多忙の深刻な問題については、いままでも取り上げてきました。
これは構造的な問題なので、そもそものこれまでしてきたマインドセットを変えていくことから始めなくてはなりません。しかし、このマインドセットが曲者で、魚が水の中で泳いでいるのを自分自身では容易に想像できないように、いつしか当たり前に使ってしまっているマインドセットについては、改めて注意深く発見していかないと、そもそもみつかりません。そしてそこからイシューをたてないと、構造的な改革につながっていきません。
(0)現状把握。
紹介記事のように、今の学校現場に何が起きているのかを関係者で共有。
(1)今後の学校教育で扱う必要があるものは何か?あるとしたらその優先順位は?
紹介記事にあるように、何から何まで学校のリソース(人的資源や設備)で補うのはもう限界。選択と集中をしていくべき。
(2)(2)を踏まえ、学校のこれからの役割とは何なのか? それを担う人材の在り方は?ということについて再考する。
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人向け大学などにより、その目的は複雑化する文明社会で確実に変わってきています。本当に担うべき役割とは何なのか?
(3)リソースの分散と効率的な運用
特に人的リソースは限られているわけで、得意・不得意・適性などから、教育を担う側がもっともそのリソースを活かせるような教育設計や外部リソースの活用。
このようなステップで はじめられるところから改革する。
また、うまくいっている好事例(グッドプラクティス)を探して真似てみる。
これが今、必要なことだと思います。