-写真の部屋-

奥野和彦

空中で

2023-07-14 23:27:32 | 写真


さて、明日は埼玉に帰ろうとしている
最後の晩に、寝ている部屋で
ムカデを見てしまった。

すぐに叩けばよかったのだが
おっと思っているうちにベッドの下に入り込み
ひっくり返したりするのも面倒臭い。
夜中にベッドの上まで登ってきたらどうしようと思うと
もう眠れない。
とりあえず出てきたら叩けるように
部屋にあった雑誌を二つ折りにして
そばに置く。
明日の朝、カメラバッグを持ち上げたら
着替えの入ったバッグを持ち上げたら
その下から這い出してきた
なんていうのは嫌なので
それも全部机の上に上げた。
床には何も置いてない。



今日は湿気が高く
海もなんだか靄がかかって
30年近くここに通っているけれど
初めてみる海の感じ。
ちょっと山水画のようだ。
まだ知らないこともある物だと
思うけれど
こんな日にムカデは出歩くのか。
今は部屋の明かりがついているけれど
消したら動き出すのか?
消さずに寝ようか
ああ、ハンモックに吊られて寝たい。



絵にも描けない

2023-07-13 21:42:12 | 写真


いい写真も撮りたいけれど
ちゃんと手伝いをしないと来た意味が無い。
ミカン畑は除草シートで覆われているがミカンの木の根元だけは
土が露出しているので、そこの草を刈る。

草刈りをして
家の前まで戻ってきたら
まさかのカメが砂浜を歩いている。
ウミガメで無いことはすぐに分かるので
多分、先日の大雨で少し上の溜池から
雨水と一緒に雨水溝を流れて土管から
海にたどり着いてしまったのだろう。



そばに寄ると
逃げようとして海に泳ぎ出すのだが
塩水だから、「やっぱ無理」とばかりにすぐに砂浜に戻ってくる。
でも人間がいるのでまた海水に泳ぎ出ては
戻ってくる。
家の者から呼ばれたので気にはなったが
そのままにして30分ほどして戻ったら
いよいよもう自分がそばに行っても
海水までは辿り着けない位置をウロウロしていたので
捕まえて池まで送り届けてやる事にする。



とは言え、今度は晩ごはんの時間で
またしばらく待ってもらわないといけない。
さっきまでクロダイ釣りの餌に、とバケツに採ってあった
小ガニを全部逃し、真水を少し入れて
晩ごはんの後、池までバケツのまま連れて行く。
もう随分長生きしたクサガメである。顔も甲羅も真っ黒。
バケツの中で首も足も全部引っ込めていたのに
池が近づいて、草木の匂いや池の匂いが分かるのか
急にバタバタし始めた。
そうですか、分かるんですね。
では、もう海に迷い出ることは無いように。
池のほとりに逃してやる。
あの、竜宮城とか、いいんで。気になさらずに。

トンちゃんの世話は家にいる息子がしてくれているはずだが
元気にしているだろうか。



岡山県

2023-07-11 23:11:01 | 写真


今日は生まれて初めて歩く町で
なかなか撮れ高があって良かったぞー
と思いながらこれの準備を初めていた所に
このブログには珍しいコメントが届いて

岡山県鏡野町にも足を伸ばして下さいと
おっしゃって下さる方がいる。

!!!なんと今日は岡山県総社市に行ってきた所なのです。
もう少し早くお知らせがあればそれも出来たかも知れませんね。

鏡野町を調べてみたら
素敵なところではありませんか。
今回はちょっと時間が割けなそうですが
これをご縁と考えていつか行ってみたい場所にさせて頂きます。




夏休み

2023-07-10 22:17:15 | 写真


仕事がちょっと空いたので
早めの夏休みと称して
瀬戸内に来ている。
いい写真をいっぱい撮って帰りたい。
奥さんの実家の庭木の剪定やら
畑の草むしりやらをして帰りたい。
それだけである。

九州に大雨を降らせている雨雲の
端っこの方が今来ている場所にかかったり
外れたりして
雨も降ったり止んだり。
瀬戸内海式気候と小学生の時に習ったように
結婚して以来、やはり雨は降らない土地だと感じていたが
梅雨に来るとまあまあ降る。
こんなにこの島で雨に降られるのは初めてなので
雨の写真も撮れば良い。


芸術は長く、人生は短し

2023-07-06 22:55:37 | 写真


坂本龍一さんの番組がテレビでやってた。
教授も亡くなってしまったし
僕が好きで憧れてきた写真家やミュージシャン
自分の歳が歳なのだから
これからは当然ながら亡くなっていくだろう。

芸術は長く続く。人類がいる限り続く。
それを、その代その代で短い人生を持った人間たちが
つないでたかめていくだけの事だ。
どんどん切り開いていく人
中にはそれを補修する、遺していく
役目を持った人も居るな。