-写真の部屋-

奥野和彦

暖かい日に冬のコートを洗おう

2019-05-06 20:27:52 | 写真


GWも最終日。
おとといベスト8で負けてしまった大会は
今日が準決、決勝の日で
また変なにわか雨が降りだして
勝ち進んだあの子達の試合に
波乱を巻き起こしてはいないだろうか。

ベランダから洗濯物を室内に取り込んで
10分もすると空が明るくなってまたベランダに干す。
負けてしまったので今日はお休みのGW最終日なのだ。

春の始めの大会はベスト4まで残り
まずまずと思ったけれど
その時ウチに勝って優勝した
同じ相手にまた負けてしまった。
よくやった!と言えない試合ぶりで
子供達も大人たちも、後悔が見える。

職業でも義務でもない
なんでこんな事をしてるのか。
奥さんは今日も仕事なので
台所でお茶碗を洗いながら無意識のうちに
また考え始める。
10日間のうちに結婚記念日があったって
何をするでも無いし、合宿をこなし
練習のことばかり考えている。
日々の話も聞いてやれないので嫌だろうと思う。

負けて、多分誰よりも悔しくて腹を立てて面白くない。
ただのスポーツで誰も悪くない。負けもあれば勝ちもある、
のに、それに翻弄されて右往左往している。
連休なんか終わって早く仕事をして、忘れたいぐらい。
ひとしきり混乱して、少し頭を冷やして
それで正解なのかどうか分からない次の道筋を
またブツブツ考え始めてグラウンドへ持って行って
うまく行ってくれよと提示するのだ。

そして、昨日また新入部員が3人。
まだ、続くのか。また、繰り返すのか。
それでも、面白そうにボールを追いかけて回る
子供を見たら、掴め〜! と声をかけてしまう。
こんな時代に、野球をやりたいと来る子がいるのなら
自分がこの役割を預かっている間はやっていようと思う。
きっと未来にとって幸せで、ありがたいことなのだ。

今度、初夏らしくスッキリと晴れた日に
冬のグラウンドコートを洗濯して、しまおう。