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奥野和彦

妄想鉄道 4

2011-08-02 21:30:27 | 写真
110802
写真は釣浜(つるばま)駅予定地。

単端(たんたん)について説明しようと思った
けれど誰に向かってするんだか分からない。
詳しく知りたい方はウィキペディアで調べて
頂く事にする。

要はお客の少ない路線用に作られた、極めて
小型で、車軸も2軸、4輪で、運転台が片側に
しかない車両のこと。
購入費用も安く、2軸しか無い関係で
カーブ半径などの面でも小回りが利く。
そのかわり、終着駅に着き、元来た方向へ
走っていくには、方向転換をするために
ターンテーブル、或は切り返しに使う三角形の
デルタ線、ループ線が必要になる。

オーナー氏、釣り客を島の裏側へ乗せていく事を
もっともらしく言い訳にしているが
今回の線路敷設計画は、尾小屋駅を久司浦に再現
することにあり、まずはそこで、キハを留置線から
出したり、客車をくっつけたり、全体のありようを
眺めてみたりしたいのであって、お上の認可は
必要最低限の300X900の台板を見た上で下りている。
いきなり、食卓ほどの面積で電車がぐるぐる回り出す
話では到底許されない。
キハ3がちょっとした情景の中で見られればそれで
良かったのであるが、
こうしていろいろ吹いているうちに
各のモジュールをそのサイズで作ってつなげると
本当の町を再現出来るような妄想にふくらんでしまい
それを、面白がっている。

話を戻す。鉄道の話にあたって脱線はよろしくない。

鉄道模型の面白味の一つとして、走っている列車を
眺めながら、お茶をすすったり、酒を飲んだり
談笑したりする事があると思うが、現計画では
それを手放しでガーガー走らせておくエンドレス、
つまり輪っかになった部分がない。 無くていいつもりで
始めたが、やっぱり欲しい。

久司浦駅の一番山側の留置線になるところを
エンドレスの一部にして、300X900の台板を
もう一つくっつけて線路をつなげれば、そこに
エンドレスを作る事が出来る。
釣浜、大谷方面への支線と考えれば実際の位置関係通り
だし、そちらにターンテーブル、デルタ線など
置く余裕も、面積もないから、なんとエンドレスで
単端が、頭から久司浦に戻って来る。

実につじつまが合うじゃないか。
釣り客も乗ればいいが、鉄道目的で島に来る人は
当然乗り換えて、その単端にも乗るであろうし、
単端の後ろのバケットには、釣り竿を載せたり
三脚を載せたり、轢いたイノシシを乗せたりして
かごの中も結構賑わいそうだ。

http://umemado.blogspot.com/2010/09/blog-post_16.html