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流出雑記 

2015/9/10

2015年09月10日 | Weblog
補助輪付きで走るとやたらうるさかった。それはやむを得ず補助輪を付けている本人にとってもそうだった。補助輪を外すときは最初片方、その次両方、最後は手で支えられ、ぐらぐらしながらペダルをこぐけれどすぐに足を着いてしまう。そのうち支える手は知らないうちに放されて、1、2度転けて、放した手に怒って涙目になりながら、スピードをある程度出さないとふらつくことがわかってくる。いつの間にか座っている中心に軸ができたように安定して、苦もなく薄い2輪の上に乗って右にも左にも、自在に操ることができるようになってしまうけれど、そうなってしまったら乗れない体のやり方はずっと遠退いて、乗れない方法というのは、もうなかなか思い出せない。