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流出雑記 

2015/6/9

2015年06月09日 | Weblog
梅雨入り。あじさいが映える。
強い陽射しの下のあじさいは気の毒に見える。
雨は夜の間に強く降って朝には上がっていた。
書けるかどうかと思って書きはじめた小説がとりあえずの目標に設定していた80枚に達しようとしている。
文体というものについて考えていた。文に体って字があてられていることに。文章にも体があるのかと。何かものを書くときに、文字、記号を組み合わせ、つなぎあわせて文章を構成するけれど、この作業をするときにもちろん手を腕を目を脳を使わないではいられない。関与している体によって文の体の作り方は変わる。自分の文体がどういうものになるのか知りたくなった。
それには出来るだけ長いものを書いてみる必要がある。例えばツイッターの言葉はクロッキー的だし、ブログの言葉はもう少しデッサンに近づくけれど、油絵みたいに塗り重ねるものではない。学生であったときに原稿用紙数十枚のレポートは書いたけれど、それより長いものを自発的に書いたことはなかった。
でも書き始める前はそんなに書くことがあるだろうかと思っていた。
やってみると言葉と言葉のあいだに新しい言葉が見つかる。ひとつ置いた言葉のあいだにさらに分け入れる隙があり、そうやって言葉がどんどん割れていく感じ。この言葉に代表されていることにはもっと細かく言うことのできる要素がある、というのが見えてくる。そうやって80枚くらいになった。
ただこれがおもしろいのかどうか、読みものとして箸にも棒にもかからない可能性もある。でもとにかく今はこれを仕上げてみたい。

2015/6/8

2015年06月09日 | Weblog
6月に入って半袖でいいような日が続いていたのに、数日前急に暖房器具がないと辛いほど冷える日があった。その日から小梅は何度もトイレに行ってはしばらくじっとして、数分後にまた同じことをして、を繰り返すようになった。今までも何度か同じことになっている。特に寒くなるとき、秋から冬の変わり目なんかに小梅は膀胱炎になる。
朝から獣医さんに連れていって注射を打ってもらった。いつもそれで治る。

帰ってひとりの日のお昼に作っておいしかったらしいズッキーニのパスタを作ってもらった。ズッキーニが必須の料理をしたことがないけれど、キュウリでもなすでもない、何かこいつにしか全う出来ない役割があることがわかった。

夕方から雨の予報。でもみなみ会館に映画を見に行く予定で、昼過ぎまだ降っていなかったので強行バイク移動。はやく着いたけれど、周辺に喫茶店がないからモスで甘いものを食べる。
映画『神々のたそがれ』。眼鏡を忘れる痛恨のミスを犯した。最初真ん中あたりに座ったけれど、前から二列目に移動した。
良し悪しというか、3時間ずっと足元がぬかるんでてどっかで何かが腐ってて空気が隙間なく悪臭で満たされてる映画を他に知らない。なんだかずっと湿っている。水が常にどこからか漏れている。汚水。
パンフレットを買わずにいられなかった。

帰りはレインコートを着てバイク。