5日 この連休の時期は毎年義父が剣道の大会で京都来ている。5日に試合があるので岡崎の武道センターに見に行く。だいたい義父の試合順は11時半くらいと聞いていたけれど、1時間以上おしていていた。待つ間に向かいのヴァチュールでタルトタタンを食べた。この店は高校のときの同級生が彼女の祖母のあとを継いでやっていて、たまたまその店にヘルプで入っていた同じ学科の友人とほとんど高校卒業以来顔を合わせた。
義父の試合。剣道の試合を見ながらいつもほんとうに申し訳ないと思うのは、早すぎてどっちが打ち込んだのか判別できないこと。審判の旗が上がってようやくわかる。義父の立会いはいつも静かで竹刀の先と先がぴりぴりしているような感じだけれど、今回は攻めに出ていた。そして2本取った。試合後はいつもそばを食べに行く。だいたいこのそばが年明けてから最初に食べるざるそば。義父は車で来ていて、夫が思いついたように一緒に帰って一泊してくるというので見送る。それからまだ全部回れていなかったキョウトグラフィー。今出川~御池エリアは巡れたけれど全部は制覇できず、そのまま四条まで出てノムラテーラーでクッションの布を選ぶ。無地もつまらないし、でもあまり柄がうるさいのもよくない、多色にする手もあるけど、同じ柄で2色とか、と考えながらメーターの値段と布幅を見ながら行ったり来たりして、安くはない、でも妥協する選択肢がないという決着でm1500円の布を買う。これで45㎝のクッション4つ取れるはず。
帰ってきて早速裁断して縫う。直線縫いだけで難易度は低い。ファスナーをつけなくていいタイプ。クッションを入れると形になった達成感がかなりあって一気に4つ仕上がった。山吹色が部屋で浮いてないかどうか不安だったけどしばらくすると見慣れた。
6日 東京からパラソフィアとかを見にねじさんが来ていた。この日は夜、去年やった風の駅のメンバーで会うことになっていて、昼間の時間にキョウトグラフィーの行けてないところを回るつもりでいた。途中パラソフィアを巡るねじさんと合流することになり、鴨川の三角州から市美、近美、そこから木屋町を塩小路まで下って四条烏丸に戻ってくるルートを行く。なかなか四条より南に自転車で行くことはないから、四条、五条、七条と変化して行く町並みを見ているのもおもしろい。ねじさんはキョウトグラフィーのパスを一カ所しか見ていない時点で無くした。それを厄落としと呼んで納得しようとしていたけれど無理で、最終的にはクリームソーダで鎮静していた。ほんとうはキョウトグラフィーももっと回れそうと思っていたけれど、崇仁小の展示など見ていたら時間足らずでキョウトグラフィーはまた制覇ならず。夜芸センで拓さんと待ち合わせる。福井から相模くんも合流。静か清水屋で迷っていたけれど、静が休みで清水屋。
梅酒を飲んだらけっこう動悸して全身にひびいた。ビールの方がたぶんましなんだと思う。焼いたたけのこがおいしい。遅れてこうたくんがやってきて全員揃う。この前のこうたくんの処女作について、クリエーションについての演出家たちアドバイスみたいな雑談。拓さんは終電であとの4人でもう一件。ここでは主に都市論と演劇論になり、演出家達の火花というか、そこまでじゃないけど、けっこう散っていた。ねじさんの新作は見てみたい。今日この会があってほんとよかったと私はにやにや笑う心境でずっといた。