りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

祝!永遠の名作、チューブラーベルズ発売40周年!! パートⅡもよろしく。

2013-05-25 22:16:21 | ロック

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  今日を遡ること40年前の1973年5月25日、リチャード・ブロンソン率いる新進気鋭の新レーベル、ヴァージン・レコードから1枚のLPレコードが発売された。それが、マイク・オールドフィールドのデビュー作「チューブラー・ベルズ」。(同時に発売されたアーティストはヘンリー・カウ、ファウスト、タンジェリン・ドリームの4アーティスト。)

 一人で2400回ものオーバーダビングを駆使して製作された本作は映画「エクソシスト」のテーマにも使われ大ヒット(全英1位、全米3位)、今や巨大なヴァージン・グループの礎を築いた作品として知られているが、今、改めて聴きなおしてみると、そのような歴史的な意味合いだけでなく、純音楽的な素晴らしさに改めて驚かされる。(とても僅か19歳の作品とは思えない。)

 このチューブラーベルズ、今に至るまで所謂プログレッシヴ・ロックの名盤として語り継がれている訳だが、実際の話、圧倒的に聴かれる頻度が高いのは、映画エクソシストにも使われた印象的なイントロ、それに様々な楽器がソロをとっていくパートⅠ(LP時代のA面)なのではないだろうか。 

  確かにパートⅠは素晴らしい出来なのだが、マイク・オールドファンとしてはパートⅡ(LP時代のB面)についても、もっと評価されてもらいたいし、聴かれて欲しいと思うのだ。

 ストレンジな感覚の導入部からハード・ロックへと変化し、オルガンをバックに情緒的なギターが奏でられた後、トラッド・ナンバー「セイラーズ・ホーンパイプ」で幕となるパートⅡ、パートⅠほどドラマティクな展開ではないものの、一種独特、マイクならではの音宇宙が堪能できる。

 やはり本作(に限らず初期のマイクの作品は全てそうだが)はパートⅠ、パートⅡとアルバムトータルで聴いて欲しい。

 個人的には、マイク・オールドフィールドの純音楽的な最高傑作は4枚目の2枚組大作「呪文」、一番好きな作品は3枚目の「オマドーン」ではあるのだが、やはり、代表作ということになると「チューブラー・ベルズ」ということに異論はない。

 発売40周年を迎えた永遠の名作「チューブラー・ベルズ」、より多くの方に聴いてもらいたい…と切に祈る次第である。


なんなんだ、この人形は? でも、出来って良かったね「越後のお酒 ミュージアム」

2013-05-25 12:18:14 | お酒

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 以前から足を運びたかったこの4月に新潟駅横ココロ西館にオープンした「越後のお酒 ミュージアム」。東京出張帰りに足を運ぶ。

 入り口に立っている一升瓶を持って「イェ~ィ!」しているサラリーマン風人形には「なんなんだ、これは? ダサ過ぎる…。」と引いてしまったが、中に入るとシックな造りで、落ち着いて新潟地酒の世界に入っていくことが出来きた。

 ここの一番の売りは、ワンコイン500円で新潟地酒5おちょこを試飲できるコーナーだろう。

 私が行ったのは金曜日の夕方6時過ぎだったが、黒山の人だかり、とりわけ若い方が多かったのは嬉しかった。

 なにしろ、減ったとは言え、90を超える酒蔵がある新潟県、県内に住んでいても、なかなか飲めない銘柄もあるので、このような試飲できる施設が出来たのは嬉しい限り。

 JR湯沢駅には相当前からあった「お酒ミュージアム」、「なんでこれまでこう言う施設が新潟駅になかったのかな?」(周辺飲食店への配慮だと思うけど…。)という感じだが、遅ればせながら、このような施設ができたのは何より。多くの方、とりわけ他県の方に新潟地酒の素晴らしさを知って欲しい…と願う次第である。

 http://ponshukan-niigata.com/


安ホテルでも一人で居られるだけで嬉しいよ。

2013-05-25 10:59:31 | 旅行記

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 藝大学生コンサートを楽しんだ後、上野駅周辺にとった安ホテルへ。J-Sportを契約したB-Casカードを挿入、コンビニで買ったビールを飲みながら、心置きなくジロ・デ・イタリア 個人山岳タイム・トライヤルを楽しむ。 

 なにしろ、普段、日常生活では、家事のほとんどを担当、帰宅するなり、夕食作り、子供の風呂入れ、洗濯、皿洗い、明日の朝食準備…などなど、全てやって、ようやくリラックス・タイム…という生活をしているので、それを全部パスして、一人でゆったり出来るだけで嬉しく、ついにんまりしてしまった。 

 学生、独身時代は全て自分の時間、だらだら、だらだら…と時間を過ごしていた私、そんな生活がいかに贅沢なものだったか…。

 独身時代には独身時代の、家族生活には家族生活の楽しみがあるかとは思うが、いかに家族持ちとは言え、「やっぱり、一人の時間が必要だな…。」と改めて思った一日であった。


第48回 藝大学生オーケストラ さすが藝大…、でも「英雄の生涯」はちょっときつかったかな。

2013-05-25 08:47:10 | コンサート

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 この木、金は1泊2日の東京出張。

 当然、夜はコンサートということになる訳で、事前にウェブ・ぶらぼおでチェックしたのだが、なかなかめぼしいコンサートはなし…という中、見つけたのがこのコンサート「第48回 藝大学生オーケストラ」。

 選んだ理由は好きなR.シュトラウスがプログラムだったから。

 第1部が「メタモルフォーゼン 23の独奏弦楽器のための習作」、そして第2部はオーケスラ楽曲の中で一番好きな「英雄の生涯」、「これしかないな…。」ということで、上野は東京藝術大学 奏楽堂に向った次第。

 指揮は東京藝術大学教授の尾高忠明さん。入りは半分程。(後半の英雄の生涯になると学生がどかどか入ってきて7割程度の入りになったが…。)

 第1部で演奏された「メタモルフォーゼン 23の独奏弦楽器のための習作」は、第二次世界大戦の末期も末期、1945年4月に総譜が完成した作品(連合国がドイツ本土に侵攻中の断末魔の中で書かれたというのが凄い。)…ということで、シュトラウス・ファンとしては、限りなく深く暗く演奏して欲しい…ところだったが、ちょっと軽め…という感じの演奏。ただ、演奏自体は「さすが藝大」という感じで見事なものだったと思う。新潟あたりに住んでいると「メタモルフォーゼン」などは聴く機会がないので、生で聴けただけでもちょっと感動ものだった。(今度、東京交響楽団新潟定期でも取り上げて欲しい。)

 第2部はいよいよオーケスラ芸術の極地とも言える「英雄の生涯」。舞台いっぱいにオーケストラが広がる姿はいつもながら圧巻。

 第1部の「メタモルフォーゼン」がなかなかの演奏だったと言うことで、第2部の「英雄の生涯」も期待したのだが、流石に難曲中の難曲「英雄の生涯」となると、いかに藝大といえどもかなりきつかったようだ。

 冒頭の「英雄」から大音量で鳴っているのだが、やはりアンサンブルが微妙にずれているように感じられた。(特に「英雄の敵」あたり)まぁ、「英雄の生涯」については大好きな曲だし、自分が行ったオーケストラ・コンサートの中で最高の出来であったハイティング&シカゴ響の演奏が耳にこびりついているので、どうしても点が辛くなってしまうのだが…。

 そうは言っても、戸原 直さんによるヴァイオリン・ソロが入る「英雄の伴侶」あたりは素晴らしかったし、金管群の出来は予想以上、ここあたりは「さすが藝大」…と唸らされた。(正直言って、金管がひっくり返ったり、そうとうメタメタな出来だった、サントリーホールで聴いた大友直人指揮東京交響楽団の演奏より良かった様な気がする。)

 まぁ、いろいろ好き勝手に書かせてもらったが、入場料1500円でこれだけの演奏を聴かせてもらい大満足のコンサート、また、機会があったら聴かせてもらい…と思った次第である。

 しかし、本コンサートの出演者のどれだけが、プロとして食べていくことができるんだろう?そんな世界に身を投じるって凄いよな…などと思ってしまった。演奏された皆さんの今後のご活躍に期待したいと思う。