りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

クラシック・コンサートの楽しみ

2011-02-17 23:56:55 | コンサート

 東京遠征でもらってきたクラシック・コンサートのチラシを見る。

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 しかし、東京のコンサートに行くと、もらうチラシの量は新潟あたりに比べれば段違い。特に各オーケスオラ定期会員勧誘シーズンということで袋が切れんばかりの量の多さ。

 まぁ、クラシック・コンサートの楽しみはコンサート前のチラシを眺める事から始まるというのが私の持論。

 クラシック・コンサートの楽しみは時系列的にコンサート前、コンサート中、コンサート後の3つに分けられる。

 まずは公演チラシや「ぶらあぼ」、専門誌等で公演状況をチェックして、どのコンサートに行くかを決定、チケットを購入するまでが第1段階。経済学者の野口悠紀雄氏は「旅をするのは旅の計画をするため。旅の計画をしているときが旅の最良の瞬間」(全くの同感!)と主張しているが、コンサートの場合も旅ほどではないにしても、実際にどのコンサートに行こうか、行くコンサートはどのような演奏になるのか…思いを巡らせ、前段階を十分に楽しみたい。(マイナーな曲などの場合は、やはりちゃんとCDなどで予習をしていった方が楽しめるようだ。)

 第2段階は実際にコンサートに足を運んでから公演が終わるまで。楽しみのメインである。事前にワインやシャンパンなどを入れて気分を高揚させるとともに(飲み過ぎには注意)、会場の雰囲気(有名オケほど会場が華やかな雰囲気に包まれる)なども十分に楽しんで、演奏に臨みたい。素晴らしい演奏だったら盛大な拍手、「ブラボー!」を、期待はずれな演奏だったらそれなりの対応を…。

 そして第3段階、じっくりと演奏の余韻を楽しみたい。演奏直後、一緒に行った人とフレンチやイタリアンなどを食しながら、その日の演奏の感想を語り合うのが理想なのだろうが(ロック・コンサートの場合、そのようなオフ会は恒例で、コンサートと同じくらい楽しい瞬間だ。)、時間的な制約もあり、なかなか現実的には難しい。その為、家に帰ってプログラムを眺め、酒を飲みながら演奏を思い出して余韻に浸ることになる。今はブログ、HPでコンサート評を書いてくれる方がいるので、それを読みながら「う~ん、ちょっと違うな…」などとつぶやきながら余韻に浸るという楽しみ方ができるようになってきた。また、タイム・ラグが生じてしまうが、音楽雑誌(メジャーなコンサートなら新聞も)にコンサート評が掲載されているので、自分のインプレッションと比べてみるのも楽しい。

 アクセス的に容易になってきたと言っても、クラシック・コンサートのチケットはやはり高価。演奏だけでなく、コンサート前後の時間も楽しんで、大いに元を取って楽しみたいと思う。