大空を見上げて

日頃感じていること

野生の証明

2010-10-26 | Weblog
 2月の霜柱が立つ寒い朝6時、高らかに起床ラッパ♪がなり「起床、防具を着けて集合!」教官の声がなり響く。
校庭に出ると教官の前田曹長、笠井軍曹、菊森軍曹が防具をつけて待っている。
朝食前一時間、この時期各中隊総勢900名が校庭いっぱいに汗で湯気がたち気合が鳴り響く。
当時私は22歳。日本でも最強と言われた陸上自衛隊習志野第一空挺団普通科群の空挺隊員だった。
その日坪井中隊長より、アメリカ陸軍参謀長以下将校30名が来日、日本の精鋭部隊を見たいと防衛庁より連絡があり、本日視察に来るので空挺降下や空挺レンジャー訓練等を見るとの事。
我が群第3中隊は空挺体操と銃剣格闘術を担当すると伝達があった。
空挺体操とは筋肉隆々に、鍛えに鍛えた身体で上半身裸でする空挺独特の体操である。
銃剣格闘とは防具をつけるが銃剣道だけではなく空手、柔道、拳法、含み相手が完全攻撃力がなくなるまで戦う格闘で「野生の証明」と言われていた。
日頃から各中隊対抗試合があり、夕方風呂にいくと生傷だらけの隊員がよく見受けられた。
アメリカの参謀長のデッカー大将以下将校はその凄まじさに驚き米軍特殊部隊グリンベレーより凄いと感想をのべていたと中隊長より訓示があった。

その時の教官前田曹長は現在千葉県銃剣道連盟の理事長(82才)で今身体が不自由で千葉国体には私が担当して車椅子でお連れした。
日本武道館の正面玄関に日本歴代武道功労者の名前が永久に残るよう刻まれている中に前田政治九段の名前がある。
 
   (写真:空挺隊員の降下訓練「スカイダイバー」いくぞー! おぅ!)

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