東日本が前例のない広域市水害に見舞われた。
亡くなる方は増え続けるばかり、一方棟を超える住宅が泥水に浸かり水が引かず避難生活を
余儀なくされている住民も多い。
明治以来こつこつ築いてきた治水技術がもはや近年の大雨に通じないことを思い知る惨状である。
幕末を経て明治政府が招いたオランダの土木技師「ヨハネス・デ・レーゲ」30年日本に滞在
来日当初「日本の川はまるで滝のようだ」山から海までの距離が短く、欧州のようにゆったり流れる
川が少ないことに恐れを抱いたと、今回堤防決壊は7県52河川に及んだ。
現代、近代的河川改修技術を結集しても自然の力には限度のような感じがするが、
私達が暮らす国土の地形はかえられない。莫大の資金源等いろいろ問題があると思うが、
日本国民子孫の為にも、知恵を結集して減災,縮災害を祈るのみである。
(癒される山、川、の風景に囲まれた温泉)