究極のファンタジー 6

2007-08-25 21:50:28 | ゲーム
FF8の主人公はスコール。最初から最後までスコール・レオンハートというダメ男に付き合わされることになる。
たぶんリノア嫌いな人よりもスコールについていけない人のほうが多いはずである。
またスコールは非常に自己主張の強い男であり、ときどきプレイヤーの言うことを聞かないし、リノア以外の女に惚れることは無いのでそこも注意してもらいたい。
プレイヤーがリノアを好きになる必要は無いが、スコールがリノアを好きになるのは阻止できないのだ。

ちょっと思い出しながら書く。
期待の新人戦士であるスコール(17)は、少々コミュニケーション能力に問題を抱えていた。ある程度自覚もしており、口癖は「悪かったな」。
仲間と組むのを嫌がってひとりで突っ走るスコールだが、学校から受けたミッションによりリノアという別に美人ではない女の手助けをすることになる。
リノアの出す支持はあまり褒められたものではないが、スコールは嫌々ながら任務をこなす。そのうちに魔女に関わる陰謀に巻き込まれてリノアを守ったりリノアに説教されたりするうちに、「自分はなんてダメなやつなんだ」という思いが強くなって、そんな自分についてきてくれるリノアに惚れていく…という話だった…はず…
(うろ覚えでは書けないということを痛感させてもらっているよ。ただ大雑把には間違いない、僕の認識では)

某サイトの考察とか読むと「スコールの幼少の体験が人格に…」とか書いてあるが、あれは生まれ持った性格だと思う。
スコールは人から頼られるのが好きではない。理由はめんどいから。
でもスコールは悪人ではないので人は助ける。途中で生徒会長に祭り上げられるのが嫌で悩んだ挙句に「考えたくもない、パスだ」といって結局ガーデンを率いることになるシーンでは、スコールがケバケバジャケットのまま寝っころがるビジュアルと相まって爆笑。
また一部のサブイベントで異常に頭が回ったり、攻撃力と命中率は常に最強だったりと、個人の能力は優秀。変な武器を愛用していたり、これは仲間をつくらないスコールの性格を反映したものだと思ってもいいかもしれない。

リノアについてはちょっと魔女なだけで、スコールと同じ凡人レベルの人間であって、だからこの物語は凡人と凡人のラブストーリーというひどく画期的なものだと思うのだ。
しかしそんなストーリーに需要などない。
それと超ビジュアル系のスコールと、能面でみんな同じ顔のリノアは絵的な部分で大損してる。こいつらの見た目が凡人に見えないのが更なる不幸。

他の連中はみんなこの二人の引き立て役だと思っていいんと違う?

ただ、実はリノアがスコールに惚れる理由がイマイチ理解できなかったりする。いつの間に惚れてたの?的な。

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